2014年1月18日OPEN!「Bean to Bar」を手掛ける「VANILLA BEANS」
タブレットチョコレートをカカオ豆から作り販売するチョコレートショップ『バニラビーンズ みなとみらい本店』が1月18日(土)にオープン!
フェアトレードのチョコレートを100%使ったチョコレート菓子の開発・製造・販売を行うチョコレートデザイン株式会社が手掛ける“BEAN TO BAR”(※説明下)を主軸にしたチョコレートショップです。
みなとみらい線「馬車道」4番出口から徒歩3分の好立地にあるお店は、赤煉瓦を基調にしたシックな雰囲気。
もともとインターネットショップで人気の「ショーコラ」「パリトロ」はもちろん、カカオ豆の焙煎からチョコレートになるまでのBean to bar shop (小規模のチョコレートファクトリー) として、様々なチョコレート菓子を提供。
また併設の広々としたカフェでは 出来立てのホットチョコレートなどが楽しめます。
チョコレートをカカオ豆から作る工程を見ることができるカフェはまだ珍しく、その魅力をご紹介します。
Bean to Barとは
チョコレート愛好家の間で話題の「Bean to Bar」。カカオ豆から加工してチョコレートの製造することを意味します(大手のチョコレートメーカーではなく、小中規模のチョコレート工房で作られるチョコレートを指すことが多い)。1990年代頃からアメリカでは小さなチョコレート工房が出来始め、手作りならではの素朴な味わいの「Bean to Bar」が密かに浸透。またカカオの栄養素を守る目的で焙煎しないカカオをつかったロー・ヴィーガン・チョコレート「RAW CHOCOLATE」なども健康を意識するアメリカ人の間で愛され、小さな工房ならではの「Bean to Bar」による様々なスタイルのチョコレートが広がりつつあります。
フランスでは老舗の「CHOCOLAT BONNAT」や「François Pralus」、イタリアでは自社のカカオ農園をもつ「DOMORI」など、カカオ豆の焙煎から手掛け販売するお店もありますが、有名なショコラトリー(チョコレート専門店)でも、チョコレートは外注しているお店がほとんどです。
パリではアラン・デュカスがカカオ豆からチョコレートをつくるチョコレート工房を2013年2月にOPENしたことで話題になりました。こうしたカカオ豆の選別、加工の過程を経てチョコレートを作るチョコレート工房が、日本国内外で注目を浴びています。
「Bean to Bar」を体験できるイベントとして、「Tokyo Chocolate Salon 2013 ~Bean to Bar Experience~」が、2012年9月に横浜赤レンガ倉庫で開催され、首都圏にある「Bean to Bar」のお店の存在も広まりました。見た目にも可愛らしく、カカオの栄養素を大切にしたRAW CHOCOLATEを作る「ChocoReko」もその一つです。
また近年国内でもショコラティエやパティシエが各個人でカカオ豆からをチョコレートの製造を試み、今後はこの動きが大きく広がりそうです。
次のページでは、バニラビーンズ店内にあるチョコレート工房をご紹介します!