輸入車/注目の輸入車試乗レポート

2014年の輸入車トレンドを占う!(2ページ目)

2014年もいっそう勢いを増して続くと予想される、輸入車の“豊作”トレンド。今年、日本に上陸予定の、期待の輸入車をセグメントごとに紹介します。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

A/Bセグメント

消費税アップでも欲しい! 一押しモデル)
BMW i3

BMW i3

何と言っても最注目は、BMWの新ブランド“ i ”であろう。なかでも、現実味のあるi3は、リーフでいったん躓いてしまった感のある日本のEV界を再び活性化させることができるのかどうか、とても興味深い。

個人的には、インフラ整備だけがEV普及の問題点だとは思わない。なぜなら、たとえ曲がりなりにも不自由なくEVに乗れる環境が揃ったとしても、乗りたい商品がなければ普及などしないからだ。歴史的にみても、商品より先に環境が整った例はほとんどない(たとえばクルマも道より先に人々の心を捉えた)。

逆にいうと、いろんな不都合を相殺して上回るだけの商品的な魅力が、あの時点で、リーフには少々足らなかっただけのこと。さらに言えば、リーフ登場時に比べて、EVのインフラ環境が充実しはじめていることは間違いない。

(EVであることを忘れて)思わず乗ってみたいと思わせるデザインの力がi3にはある。レンジエクステンダー用エンジン搭載をオプションで選べるということも手伝って、i3の発売を契機に、本当のEVブームが到来する可能性もある。そういう意味では、VWのeアップ!にも期待したい。
ミニ

ミニ

新型ミニの動向も気になるところだ。サイズアップがどう受け入れられるか。一般化することは間違いないけれども、それによって、ピュアなユーザーが減っていく可能性も高い。前向きに考えれば、ミニビジネスの収穫期が訪れたとも言える。民主化サイクルの最終章だ。こだわりをもってミニに乗っていた人にとっては、陳腐化する前に、“ミニの次”を探すタイミングなのかも知れない。
VWe-up!

VW e-up!

日本上陸予定の新型車)
MINI、プジョー2008、BMW i3、VWクロスアップ、VW eアップ! など
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