動物好きならアマゾンかパンタナル
イグアスの滝に比べるとハードルは高いものの、アマゾンのジャングルやパンタナル湿地帯も人気の自然遺産です。世界最大の河川、アマゾン河の流域には、多種多様な生物が生息しています。ネグロ川とソリモエンス川の合流地点や、ピラニア釣り、ワニ、ピンクイルカといった動物が観察できるボートツアーが人気です。観光起点となるマナウスは、サンパウロから飛行機で4時間半の距離。時差はサンパウロに対して1時間マイナスです。
マット・グロッソ州とマット・グロッソ・ド・スル州にまたがるパンタナルは、総面積が日本の本州とほぼ同じという広大な湿地帯。毎年雨期になると地域の80%以上が水没し、地球上で最も水量が多い平原と化します。そのため、他に類を見ない多様な動植物の生息帯となっています。
カンポグランジを起点とする南パンタナールは観光地として整備されており、広大なファゼンダ見学を中心に、人なれした動物に比較的簡単に出合うことができるそうです。また「水の街」ボニートも人気の観光スポットです。
ワールドカップの日本戦が行われるクイアバを起点とする北パンタナールは、湿地帯を横切るパンタナール横断道路から、野生の動物の姿を見ることができるそうですよ。
サンパウロとカンポグランジ間は飛行機で2時間弱。サンパウロとクイアバ間は約2時間半。
よりエキゾチックな体験を求めるならバイーア
コロニアル建築の続くサルバドール旧市街
ご参考:サルバドール1日観光モデルプラン(ガイド記事)
サンパウロからサルヴァドールは飛行機で2時間半。ワールドカップ、日本戦が行われるレシフェからは、1時間強。ナタールからは、約1時間半です。
建築ファンならブラジリア
ブラジリア カテドラル・メトロポリターナ教会(撮影:Miki Kobayashi)
サンパウロからブラジリアは飛行機で2時間弱。建築ファンなら是非訪れたいブラジルの首都です。
もちろんここで紹介した以外にも、魅力的な世界遺産がたくさんあります。その他の世界遺産は、駐日ブラジル大使館 ブラジル世界遺産パンフレット「世界遺産の旅」(PDF)やユネスコ世界遺産サイトのブラジルページ(英語)をご参考下さい。