ブラジルの世界遺産
シュガーローフ(Pao de Acucar)から眺めるリオデジャネイロの景観
9つ登録されている文化遺産には、人工的な未来都市ブラジリア、アフロ・ブラジリアン文化が開花したサルヴァドール、人と自然が作り上げたリオ・デ・ジャネイロの景観など、地域毎の魅力を有するものがあります。
広い国土に散らばる、どれも個性的な世界遺産です。移動時間や内容を考慮してから出かけましょう!
ブラジルの「顔」リオ・デ・ジャネイロ
2012年に登録されたブラジルで最も新しい世界遺産が「リオデジャネイロ、山海に挟まれたカリオカの景観群」。「素晴らしい街(Cidade Maravilhosa)」の愛称で親しまれるリオ・デ・ジャネイロの景観全体が登録対象で、世界三大美港に数えられるグアナバラ湾と海沿いに隆起した山々や奇岩が織りなす自然美、そして近代建築との美しい調和が魅力です。新・世界七不思議のキリスト像やコパカバーナにイパネマビーチ、シュガーローフなどを有するリオ・デ・ジャネイロは、カーニバル、ボサノバなどと共に、ブラジルと聞けば誰もが思い浮かべる街です。ワールドカップの決勝戦や2016年オリンピックの舞台でもあり、ブラジルへ行くなら是非訪れたいところ。ただし、まだまだ治安の悪い場所も多々ありますので、個人旅行者は、下調べをするなどして、十分気をつけて下さいね。
なお、サンパウロとリオを約1時間で繋ぐ飛行機便は、毎日何便も発着しています。日帰り出張者も多い距離です。
自然遺産、一番人気のイグアスの滝
ブラジル側イグアスの滝(撮影:Miki Kobayashi)
イグアス観光は、日本語ガイドやホテルなどの施設が充実していることに加え、比較的治安が良いことも魅力です。観光地として整備されている上に、サンパウロから飛行機で1時間半~2時間弱で行くことができるので、数日あれば十分に楽しめます。ブラジルの世界遺産都市の中では、最も家族や個人で旅行しやすい場所だと言えるかもしれません。