悦楽のバスルーム
1. バスルームの北側には半円形のテラスが続いている。トイレを使うときはカーテンで仕切る。 2. バスタブの背後は洗面室。バスルームの床面とは8cmほどの段差がある。背後の壁と天井との空きは80cm。 |
最上階の3階の北側はバスルームになっています。FRP防水を施された真っ白い部屋は、間口いっぱいのガラス窓で半円形のテラスと繋がっています。内に居ながらにして空だけが見える、なんとも贅沢な入浴を楽しむことが出来るのです。
この家のユニークなところは、1階のトイレ以外に閉じられた部屋がひとつもない点です。それでありながら、1階はIさんの仕事場、2階と3階は家族とのプライベート空間といった風に、きちんと分けて使われています。どこにいても家族の気配が伝わるおおらかな空間に包まれて、Iさん一家は充実した日常を楽しんでおられます。
◆建築データと建築家プロフィール