高原のリゾート地、清里で見逃せない美術館
山梨県北杜市、八ヶ岳の山麓にある清里高原は、1970年代後半から80年代にかけて一大ブームが起こった人気のリゾート地です。当時はかわいらしいプチホテルやペンションが立ち並び、多くの女性が清里で夏を過ごしたのだそう。また、清里は、昔から多くのアーティストたちがアトリエを作り、多くの作品が誕生した、いわば創造の場でもありました。現在、落ち着いたムードをまとった清里にはさまざまなジャンルの美術館が並び、上質な時間を過ごせるリゾート地として、再び脚光を集めています。そんな清里でオススメの美術館をご紹介します。
清里周辺の美術館
春や秋は天体観測イベントも。清里フォトアートミュージアム外
■清里フォトアートミュージアム
~さまざまな写真を楽しめる美術館
天体観測イベント「星をみる会」も人気
高い吹き抜けと、独特の配色が特徴的な建物は、平等院宝物館「鳳翔館」などを手掛けた栗生明によるもの。図書コーナーには約300冊ほどの写真集も閲覧できます。
また、自然にあふれた清里ならではの夜間イベント「星をみる会」も年に数回行われ、多くの人たちが美術館から満点の星空も鑑賞しています。
写真家をめざす若者たちも多く訪れる
住所:山梨県北杜市高根町清里3545-1222
TEL:0551-48-5599
開館時間:
4月~11月:10:00~18:00(入館は17:30まで)
12月~3月:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週火曜日(7、8月は無休 祝日の場合は開館)
公式サイト
※清春フォトアートミュージアムは写真美術館ベストでも紹介しています。
■清里現代美術館
~カタログや資料も充実のプライベート美術館
日本では珍しい現代美術館専門の個人美術館
現代美術に関するポスターやフライヤー、インビテーションカードなどを展示した新館は、美術作品よりも散逸しやすい資料類をじっくりと見られるので時間を かけて鑑賞したいところ。なかでも、無造作に積み重ねられている現代美術本の「山」にはびっくり。直接手に取れるものも多いので、ぜひチェックを。
アーティストの展覧会ポスターなど、作品以外の資料も充実
住所:山梨県北杜市高根町清里3545-3519
TEL:0551-48-3903
開館時間:9:00~18:00(12月~3月は10:00~17:00)
休館日:
1月:1日~7日(開館)以外の平日(土・日・祝日は開館)
2月:平日(土・日・祝日は開館)
3月~12月:無休
公式サイト
■清里北澤美術館
~アール・ヌーヴォーのガラスを堪能
松林に囲まれた、高原の美術館
波(1902年頃 ジョルジュ・デプレ作)
住所:山梨県北杜市高根町清里3545-1
TEL:0551-48-5000
開館時間:
4月~9月:9:00~18:00
10月~11月:9:00~17:00
12月~3月:冬期休館
休館日:無休
公式サイト
※清里北澤美術館の姉妹美術館、北澤美術館を東海・甲信越・北陸の美術館で紹介しています。
■えほんミュージアム清里
~高原で出会う、美しい絵本の世界
絵本の世界から出てきたような美術館
ミュージアムショップでは、オリジナルのポスター、グッズなどのほかに、洋書を含めた美しい絵本も販売しています。
エロール・ル・カイン『グランマ』
“Grandma” (c) 1976 Errol Le Cain
住所:山梨県北杜市高根町清里3545-6079
TEL:0551-48-2220
開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日、7~8月は無休)、1月中旬~2月下旬
公式サイト
■萌木の村博物館 ホール・オブ・ホールズ
~世界各国の美しいオルゴールを音色とともに
自然の景観に調和したドイツ風の建物
「萌木の村」全体もログハウス風の建物が立ち並び、外国のリゾート地に来たかのようですよ。
1900年のパリ万博に出品された自動演奏オルガン「リモネール1900」
住所:山梨県北杜市高根町清里3545
TEL:0551-48-3535
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:無休
公式サイト