わずか4年落ち&2.5万kmで約480万円値落ち
気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はメルセデス・ベンツEクラス(現行)をご紹介したいと思います。1950年代のポントン・メルセデス(W 120)の特徴的なリアフェンダーの意匠を取り入れたというエクステリア。駐車時は軽く、高速走行時は重くなど速度に応じてパワーアシスト量を調整するダイレクトステアリングを全車に標準装備しています
確かに大きな変更ではありますが、土台は前期モデルと一緒。で、その前期モデルがかなりお手頃になってきているのです。
原稿執筆時点で見ると、2009年式のE300アバンギャルドが走行距離2.5万km&修復歴なしで298万円というプライスで販売されていました。
これ、新車時価格は780万円です。つまり約68%オフ。まだ4年しか経っていないのに、これだけ値落ちしているのです。
ゴルフバッグが4つ積めるトランクルームの容量は531L。旧型に対し全長+20mm(4870mm)、全幅+35mm (1855mm)、 ホイールベース+20mm(2875mm)というボディサイズながら、最小回転半径は旧型と同じく5.3mと、小回りの良さはそのまま
そもそもEクラスはメルセデス・ベンツの屋台骨を背負っている商品。いわば「メルセデス・ベンツの顔」です。それゆえEクラスの評判は、同社の評価を左右しかねません。そのため作り込みには細心の注意が払われています。
ですから、多少見た目や装備類が変わったとはいえ、前期型も歴然たるEクラスです。2009年時点で累計1000万台以上が全世界で売れたベストセラーたる風格や伝統、資質を備えているのです。
さて、300万円で買える2009年式&2.5万kmの、他の中古車を見てみると、例えば現行トヨタヴェルファイア(2.4L)、旧型トヨタクラウンマジェスタ(4.6L)などがあります。
確かにヴェルファイアなら子どもに喜ばれるかもしれませんし、マジェスタならEクラスよりは嫌みのない高級車を選択するという手段としてはありでしょう。
しかし、車という出来の良さでいえば、やはりEクラスではないでしょうか。そもそも新車時価格が大きく異なる、つまりそれだけ作り込まれた車なのですから。それが約480万円も安いとなれば、どう考えてもお買い得です。
Eクラスの魅力を、次ページでもう少し詳しく見ていきましょう。