2013年最も歌われた曲は?
2013年は、カラオケでどんな曲が歌われてきたのでしょうか? まずは、それぞれの機種のベスト10をご覧ください。
2013年年間カラオケランキングベスト10(JOYSOUND)
まずは、12月02日に公表されたJOYSOUNDの年間ランキングです。01. 女々しくて/ゴールデンボンバー
02. 残酷な天使のテーゼ/高橋洋子
03. 千本桜/WhiteFlame feat.初音ミク
04. 小さな恋のうた/MONGOL800
05. ハナミズキ/一青窈
06. 紅蓮の弓矢/Linked Horizon
07. 栄光の架橋/ゆず
08. キセキ/GReeeeN
09. ヘビーローテーション/AKB48
10. 天体観測/BUMP OF CHICKEN
(集計期間:2013年1月1日~2013年11月30日)
2013年のカラオケランキングで頂点に輝いたのは、昨年の年間ランキングで惜しくも首位をAKB48の「ヘビーローテーション」に譲ったゴールデンボンバーの「女々しくて」。2009年にリリースされた楽曲ながら、ゴールデンボンバーのブレイクとともに幅広い世代からの厚い支持を受け、昨年9月から今年5月まで36週に渡って週間ランキングの首位を独占。今年は、2位の「残酷な天使のテーゼ」と比較しても2倍以上の歌唱回数を記録するなど、驚異的な人気を集めました。
(株式会社エクシング ニュースリリースより)
2013年年間カラオケランキングベスト10(DAM)
続いて、同日12月02日に公表されたDAMの年間ランキングです。01. 女々しくて/ゴールデンボンバー
02. 残酷な天使のテーゼ/高橋洋子
03. ハナミズキ/一青窈
04. 小さな恋のうた/MONGOL800
05. 南部蝉しぐれ/福田こうへい
06. 栄光の架橋/ゆず
07. キセキ/GReeeeN
08. ヘビーローテーション/AKB48
09. Story/AI
10. 酒のやど/香西かおり
(集計期間:2013年1月1日~2013年11月30日)
楽曲別トップ3は、1位「女々しくて」(ゴールデンボンバー)、2位「残酷な天使のテーゼ」(高橋洋子)、3位「ハナミズキ」(一青窈)となりました。ゴールデンボンバーの「女々しくて」は、圧倒的な人気の高さを見せつけ、年間カラオケリクエストランキング上位常連曲の「残酷な天使のテーゼ」(高橋洋子)や「ハナミズキ」(一青窈)などを抑え、栄えある第1位に輝きました。
(株式会社第一興商 ニュースリリースより)
カラオケ人気曲の違いは?
2機種とも、上位2曲は「女々しくて」と「残酷な天使のテーゼ」でした。この2曲はカラオケ定番曲としてすっかり定着しており、飲み会の後の二次会カラオケなど、大人数で行くカラオケの場で必ずと言ってもよいほど歌われる曲かと思います。JOYSOUNDとDAMとのランキングを比較してみましょう。ベスト10中、両機種で重複している曲は7曲です。ここでは、重複していない3曲を機種ごとに紹介いたします。
[JOYSOUND]
●千本桜/WhiteFlame feat.初音ミク
●紅蓮の弓矢/Linked Horizon
●天体観測/BUMP OF CHICKEN
[DAM]
●南部蝉しぐれ/福田こうへい
●Story/AI
●酒のやど/香西かおり
JOYSOUNDの3曲ですが、DAMのランキングをベスト30にまで視野を広げると、「千本桜」は13位、「天体観測」は16位に入っていることから、この2曲はDAMでも十分に歌われていると言ってよいかと思います。
残る1曲、「紅蓮の弓矢」ですが、こちらはDAMではベスト30圏外となっています。実はこの曲、JOYSOUNDではCDリリースよりも前に「テレビサイズ版」というショートバージョンが配信されていました。その分、JOYSOUNDではより多くのリクエストを集めたのではないかと思われます。
一方、DAMの3曲ですが、こちらもJOYSOUNDのランキングをベスト30にまで視野を広げると、「Story」が26位にランクインしています。
しかしながら残り2曲、「南部蝉しぐれ」と「酒のやど」はベスト30圏外となっています。この2曲はともに演歌ということからも、DAMでは演歌・歌謡曲を歌われやすい傾向があると言えるかと思います。
このように、以前より、ボカロ曲やアニソン曲を好むカラオケファンはJOYSOUNDを選び、演歌や歌謡曲を好むカラオケファンはDAMを選ぶと言われていましたが、その傾向は2013年においても見られたと言えそうです。
ランクインしていない人気曲
実は今回のランキングに入っていない曲のうち、下期に圧倒的に歌われた曲があるのです。それは、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」。カラオケ配信は8月でしたが、それ以後、JOYSOUNDでもDAMでも瞬く間にカラオケランキングの上位にランクインし、12月現在の週間リクエストランキングでは両機種ともに第1位となっています。集計期間の都合上、年間ランキングではベスト10外でしたが、この曲もまた2013年を代表するカラオケヒット曲と呼べる一曲かと思います。