沖縄の観光・旅行/沖縄の基本情報

お正月の沖縄観光情報2014(2ページ目)

年末年始の休みを利用して沖縄旅行の予定を立てている人も少なくないはず。基本的に観光地なので、お正月でもメインの観光施設は営業していますし、食事や買い物にも困ることはありません。とは言うものの、やはりお正月ですから全てがまったくいつも通りというわけにはいきません。今回は、そんなお正月の沖縄の観光情報についてお話したいと思います。

小林 繭

執筆者:小林 繭

沖縄ガイド

 主な観光施設

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年初めに訪れるのにピッタリなのがパワースポットとして人気の大石林山 ©OCVB

さて、気になるのが主要観光施設のお正月の営業状況です。沖縄は観光地なので、基本的に主な観光施設は年中無休と考えて問題ありません。沖縄旅行の人気NO.1美ら海水族館、パワースポットとして人気が高まるやんばるの大石林山、アミューズメント的観光施設として人気の沖縄ワールドなど、どこも元旦から普通に営業しています。沖縄の世界遺産に登録されている城とその関連遺産に関しても基本的にお正月でも見学することができるので問題ありません。ただ、多くの人がお目当てとする斎場御嶽だけは三が日の間は閉まっているので、注意が必要です。また2014年に関して、首里にある識名園は元旦は開園していますが、翌日2日は閉園となっているのでご注意ください。

 戦争史跡

戦争関連の史跡に関しては、ほとんどが施設として管理されているものではないので、年末年始にも関係なく訪れることができます。いくつかある資料館のうち、平和祈念公園の平和祈念資料館は三が日の間が閉館となっているのでご注意ください。公園の方は自由に出入りできるので慰霊碑を訪れることはできます。ひめゆり平和祈念資料館や旧海軍司令部壕は元旦より開館しています。

お正月のイベント

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雅やかな琉球文化を体験できる首里城の「新春の宴」はお正月の沖縄のおすすめイベント

お正月に那覇を訪れるならぜひ足を運んで欲しいのが、毎年元旦から3日までの間首里城で催される「新春の宴」です。琉球王朝時代、元旦にかけて執り行われた朝賀の儀式が再現され、当時の雅やかな朝廷文化を体験することができるイベントとして、楽しみにしている人も多く観光客はもちろん地元の人々の姿でも賑わいます。様々な朝廷の祭事に加え、華やかな琉球舞踏や演舞が披露されるとあって、琉球のお正月らしさを存分に楽しむことができます。日本の大和文化とはまったく異なる琉球文化は、中国や朝鮮といった大陸文化の影響を色濃く受けるという点でも非常に興味深いもの。美しく色鮮やかな琉球装束にも目が奪われます。

「新春の宴」
日時:平成26年1月1日(水)~3日(金)
実施場所:首里城公園 御庭・下之御庭・供屋・首里杜館芝生広場
首里城HP

また、那覇にステイしているのであれば、沖縄滞在中に初詣に出かけてみるのはいかがでしょうか。ゆいれーるの奥武山公園駅には護国神社、沖宮、世持神社と3つの神社があり、波の上ビーチには波の上宮があります。初詣客を相手に屋台の出店も並びますが、焼きそばやたこ焼きといった定番メニューに交じってヤギ汁やステーキなどのメニューが並ぶのが、なんとも沖縄らしく、オリオンビールと一緒にいただけば沖縄のお正月を満喫できるでしょう。

今回は、新正月の情報について書きましたが、沖縄ではもともと旧正月を祝うのが一般的。新暦のお正月が導入されたのが復帰前で、戦後になって全体的にだんだんと新正月にシフトしてきています。最近では、特に都市部である那覇界隈では新正月の方がメインとなりつつあるようですが、今でも旧正月を大切に祝う風習が残る家庭も多いので、観光施設ではなくお目当てのお店が個人経営のお店の場合は、新正月、旧正月に関わらず営業状況を確認しておくことをおすすめします。

それでは、沖縄の楽しいお正月旅行をお過ごしくださいね!
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