1年前でもう古い!加速が止まらないライブアイドルシーン
AKB48やももいろクローバーZのような「メジャーアイドル」とはまた別のシーンとして、すっかり根付いた感がある「ライブアイドル」シーン。東京都内だとアイドルイベントは平日もほぼ毎日、週末だと数十件に及ぶ日もあるほど。ロック系のライブハウスでもアイドルイベントを開催するところが急増。その活気は他ジャンルと比べても随一ではないでしょうか。そんなライブアイドルシーンにまつわる雑誌や単行本、さらに情報サイトも増加(当ガイドもですが…)。今回は有名無名問わず今旬のアイドルグループのインタビューや豊富な企画ページが好評、さらに同誌についた投票ハガキで次回の表紙が決まるという参加型のアイドルムック『LIVEアイドル図鑑』(オークラ出版)の編集に携わるフリーライターの猪口さんに今年のライブアイドルシーンを振り返ってもらいました。
『LIVEアイドル図鑑』(オークラ出版)登場アイドル:CANDY GO!GO!、asfi、メグリアイ、涙-NAMIDA-、Nゼロ(元AKBN 0)、ゆるめるモ!、PPP! PiXiON、柊木りお、H&C、Go!Go!ぱわふる学園、Peekaboo、放課後プリンセス、OZ、スライムガールズ、アイドルカレッジ練習生、アイドル☆ピット、BABY FACE、チャッキーズ∞インフィニティ、フェアリーテイルD.C.、Honey Squashほか
――今年のライブアイドルシーンで気になった変化はありますか?
「今、気になるアイドルのひとつが『夢見るアドレセンス』なんですけど、モデル事務所が仕掛けてるアイドルで、全部が本気なんですよね。みんなモデルでルックスが良いのはもちろん、音楽プロデュースが中森明菜やAKB48などの楽曲も手掛けた上杉洋史氏で、仕掛け方も全部本気」
――昔だとモデルがやってるアイドル活動というと「余業ですよ」みたいな感があったのが、今どこも本気ですもんね。
「さくら学園に代表されるアミューズ方式というか、アイドル期間を経て育て上げていく所が増えてきましたよね。教育機関としてのアイドルというか。スマイル学園なんかも母体はキッズモデル中心の事務所ですよね。正直、そういう所がアイドル始めてきたら本当の意味でのインディーズ発のアイドルは大変ですよね(笑)」
――事務所も大小あるとはいえ、資金力あるところは強いですよね。
「それに太刀打ちできそうなグループはどこか、というのを紹介するのがこの本なんですけどね。あと今年ってアイドルイベントの量がむちゃくちゃ増えましたよね。週末とか朝から4つ5つ見に行けますからね。ただ、イベントのラインナップに統一感がないものも多くて、出る側もちゃんと出るイベントを選んでいかないと、ファンも付いていけなくなりますよね」
――何も考えず露出増やせばいい、て時代じゃないんでしょうね。
「ただグループもイベントも多いおかげでこういう本が成り立つというか(笑)。あらためてこの一年でライブアイドル、地下アイドルの裾野が広がったし、この多様化した感じを見ると来年も面白くなると思います!」
続いては猪口さんが選んだ今年活躍したアイドル3組を紹介します!カワイイだけでない個性派揃いの面々です。