3つの解熱成分で熱にアタックする『ルルアタックFX』
――私はひとり暮らしで、自宅に救急箱もないし、常備薬を揃える習慣もないので、症状に効く薬をその都度、通勤途中のドラッグストアなどで買います。撮影:多田裕美子
瓶入りルルAシリーズとは異なる、持ち歩きが便利なコンパクトで赤い箱入りパッケージ。家に置いておくという常備薬とは違う視点の製品ですね。
――でも、熱を下げるのって、みんな同じ仕組みじゃないんですか?
工藤氏「いいえ。その成分によって下げ方の仕組みは様々です。ルルアタックFXに配合されているアセトアミノフェンは、汗をかかせて熱を発散して下げる仕組み。麻黄エキスとケイヒ末という生薬も同じ仕組みで解熱をするので、トリプル成分が一致団結で熱にアタックするんです。」
風邪で発熱するのは、ウイルスをやっつけようと、脳にある体温調節中枢(視床下部)が体温を高めるように指示するから。でも、熱が体内にこもると、体力も消耗して辛いですよね。そこへ、アセトアミノフェンが視床下部に作用して、体温を調整して元に戻すように働きかけます。すると、体温を下げるために血管拡張や発汗が促されるというわけ。
また、麻黄エキスの中のエフェドリンという成分も交感神経を刺激して汗をかかせますし、ケイヒ末も発汗を促す成分。熱にピンポイントの一斉攻撃で、これは効果が期待できそう! 熱で弱った体のために、薬用ニンジンとビタミンB1など滋養成分も配合してあります。
熱が出て寝たときにはぐっしょりと汗をかくし、かいたら体内の熱を発散して熱も下がります。その自然な治癒方法を促進してくれるのがFXかもしれません。
2つの抗炎症・鎮痛成分で
のどの痛みを伴う風邪に効く『ルルアタックEX』
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ルルアタックFX(上)とルルアタックEX(下)
田所氏「のどの痛みやはれの原因となる炎症を抑えるメカニズムに着目しました。風邪ウイルスに対抗するため炎症が起こり、のどの腫れや痛みになります。炎症(痛み)物質には主にプラスミンとプロスタグランジンがありますが、前者によく効くのがトラネキサム酸で、後者にはイブプロフェン。2つの成分が協力し合い、炎症(痛み)物質を効果的に抑え込みます。」
なるほど! 『FX』では解熱につながる3つの成分が一気に熱を下げたけれど、『EX』は2つの成分で炎症を退治、協働するということですね。それぞれの成分が対応を得意としている「炎症・痛み物質」が違うので、ひとつしか入っていないと、もう片方の物質が残って「やっぱり痛い!」ということも。
――でも、イブプロフェンって、解熱の成分としても使われますよね?
工藤氏「そうなんです。イブプロフェンには“炎症を抑えて解熱・鎮痛する”仕組みもあるんですが、“発散により熱を下げる”FXのアセトアミノフェンとは効き方の仕組みが全然違いますよね? FXにアセトアミノフェンを選んだのは、熱を発散して下げるという同じ作用の成分を組み合わせることによる『トリプル効果』で、解熱への高い効果を期待したためです。」
成分の組み合わせによってより高い効果を出すように、考えて配合された製品設計。「熱を下げたい」「のどの痛みを取りたい」など、症状にピンポイントで効いて欲しい消費者も納得です。