医療情報・ニュース/製品担当者インタビュー

60年以上の歴史を誇るルル 効き目の秘密と今後の展望

製薬会社の担当者の方にお話を伺い製品についての思いや、効能などを分かりやすく説明して頂くインタビュー企画。今回は『ルル』の種類や効能、今後の展望などについてお話を聞いてきました。

執筆者:All About 編集部

4つの成分を中心に“家族みんなの風邪に効く”
『新ルルAゴールドDX』

お二人の写真

今回お話しをお伺いした、工藤祐輔氏(左)と田所英徳氏(右) 撮影:多田裕美子

寒い季節になりました。「風邪かな?」と思っていても、年末・年度末のこれからは何かと忙しく、ちょっとくらい具合が悪くても休めそうにありません。「家族みんなにルルが効く」でおなじみの第一三共ヘルスケアのルルは、戸棚などにある救急箱で控え、いざという時登場する頼もしい常備薬。1951年の発売から63年の歴史があります。現在は、私たちのような外で働く時間の長いビジネスパーソン向けの製品もあるそうです。

今回は、第一三共ヘルスケア株式会社 マーケティング部 カテゴリーグループ カテゴリーマネジャーの工藤祐輔氏と、同グループ ブランドマネジャーの田所英徳氏に、ルルの各製品の特徴と適切な選び方、市販風邪薬を使う時の注意などについてお話を伺いました。

――昔から、家の救急箱に風邪薬として入っていたイメージのあるルルですが、どんな種類があるのでしょうか?

田所氏「ルルは風邪の市販薬としては一番歴史があります。おじいちゃんおばあちゃんもいる昭和の家庭で、常備薬としての役割を牽引してきたともいえます。まさに、“家族みんなに効く”ように合わせて作られているんですよ。そのコンセプトを今も引き継ぐのが、このオレンジ色のルルAシリーズです。」

常備薬らしい瓶入りのルルAシリーズには、『新ルル-A錠』『新ルルAゴールド』、そして石川遼くんのさわやかなCMがファミリーに受けそうな『新ルルAゴールドDX』がラインナップされています。
新ルルAゴールドDX

新ルルAゴールドDX


工藤氏「人によって風邪の症状は違いますよね。おばあちゃんはのどが痛い風邪、お父さんは熱が出る風邪、お母さんはせきが出る風邪、僕は鼻を垂らす風邪……風邪には4~5つの代表的な症状があるので、それぞれに有効な成分をワンパッケージで配合しているのが『新ルルAゴールドDX』なんです。」

その成分を詳しく見てみると、
  • トラネキサム酸…のどの腫れや炎症を抑えて、痛みを和らげる
  • クレマスチンフマル酸塩(※)・ベラドンナ総アルカロイド…鼻水を止め、鼻づまりを緩和 ※アレルギー症状を抑える抗ヒスタミン剤
  • ブロムヘキシン塩酸塩…せきの原因となるたんの粘性を弱くして出やすくする
以上の4つ。これらは個別に有効性や安全性等を確認して市販薬として認められた成分で、より優れた効果を発揮することを期待して配合されています。それに加えて、熱に効くアセトアミノフェンも入っており、風邪の全症状に総攻撃をしかける感じです。

家で急に熱を出したお子様も飲めるよう、7歳から服用可。子どもにも飲みやすい糖衣錠なのも、すべて視線が「ファミリー」向きだからです。「家族みんなに……」のコピーは、単にアットホーム感を狙っただけではなく、きちんと製品設計も表現している、ということなのですね!

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