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歓迎すべき進化を遂げた新型オデッセイ

初となる両側スライドドアを採用した新型オデッセイ。従来の3列ステーションワゴンのようなローフォルムと決別し、実用性はどれくらい向上し、走りはどうなっただろうか。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

オデッセイ初となる両側スライドドアを採用!

新型オデッセイフロント

先代よりも150mm高くなった全高が特徴で、全長4830×全幅1800×全高1695mm。価格は249万~373万円

月間販売計画の3倍となる、1万2000台超という好調なスタートを切った新型オデッセイ。ホンダが掲げた「クリエイティブ・ムーバー」の第一弾として誕生した初代以来、ヒンジ式のスイングドアを採用し、ミニバンといえども走りを犠牲にしないモデルとして4代にわたって受け継がれてきた。

今秋発表され、11月1日から発売された新型オデッセイ/オデッセイ・アブソルートの特徴は、なんといってもリヤの両側スライドドアの採用だ。

いままでオデッセイがスイングドアにこだわってきたのは、低く構えたフォルムというスタイリングとボディ剛性など走りを重視するという両面がまず考えられるが、クラス(サイズ)はやや異なるものの、マツダ・プレマシーがそこそこの低全高でもスライドドアを実現し、スポーティな走りも獲得しているとなると、新型オデッセイも当然挑戦しなくてはならないはず。

新規ユーザーを呼び込めるか!?

新型オデッセイ・リヤ

L型サイズでも運転のしやすさが印象的。ボディカラーは標準車が6色、アブソルートが7色で、写真はプレミアムディープロッソ・パールで有償色

スライドドアのメリットはいうまでもなく、狭い場所などでの乗降性で、開口部もすっきりするし、チャイルドシートの脱着や子どもの乗せ降ろしなど、そのメリットは数多い。ましてや全幅1.8mクラスとなると、狭い場所でなくてもたとえば、サービスエリアやスーパーなどの駐車場でもスライドドアは本当にありがたいもの。

こうした実用性を確保して、いままで「スイングドアだから」と敬遠してきた新規ユーザーを獲得しながら、オデッセイらしい走りの良さを損なわず、さらに磨くことが再びベストセラー・ミニバンに返り咲くために欠かせない要件だったはずだ。

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は、新型オデッセイの走りについて

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