ひとり親家庭の強い味方、児童扶養手当
児童扶養手当は、主に両親が離婚してひとり親家庭になった場合などに、児童を養育している父または母に支給されます。支給額は月4万円ほど。結構大きな金額ですね。支給の期間は子供が18歳を迎える年度末までです。
児童扶養手当と年金の関係は?
この児童扶養手当ですが、すこし前までは年金と同時にはもらえないことになっていました。厚生年金の加入期間が短く、65歳前の年金が少額であっても、児童扶養手当は年金をもらえるようになるとストップとなってしまっていたため、年金をもらい始めるタイミングで収入が激減し、困ってしまうというケースが見られました。これが、平成26年12月分の支給から法律が変わり、児童扶養手当の方が金額が多い場合は、原則として年金との差額が支給されることになりました。この改善により、上のようなケースはなくなりましたのでご安心ください。
児童扶養手当と年金を同時にもらう場合の注意点は?
ひとつだけ気を付けなければならないことがあります。児童扶養手当をもらっている人が、年金をもらえるようになった場合には、市役所に届け出が必要になります。市役所では年金額は把握しておらず、自動的に差額を計算することができないからです。届け出を忘れてしまうと、後からさかのぼって返金しなければならなくなったりしますので、ご注意ください。【関連リンク】
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