テクノポップ/アーティストインタヴュー

(M)otocompo熱狂! 伝説のOTOCOたち年表(6ページ目)

MotocompoからスピンオフしたOTOCOだけのユニット、(M)otocompo。一見、オモシロ系の名前に隠されたその秘密。(M)otocompoを代表して、Dr. Usuiに「伝説のOTOCOたち年表」について語って頂きました。いつの時代にも歴史を動かしてきた男たちがいた!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

OTOCOたちの氷河期(少女時代)

ガイド:
gee

GEE

同年には、少女時代が『GEE』をリリース。OTOCOたちの対極にいる少女時代を(M)otocompoが敢えてカヴァーする意義は?

GEE (amazon.co.jp)

 
Dr. Usui:
「GEE」と「Genie」は凄く好きで。曲とアレンジの手法とも。少女時代を最初に聞いた時、これはJ-POPからは出てこないなと。自分も今はアイドルの仕事もさせて頂いていますけど、当時は、韓国のアイドルはかっこいいと感じていたんですね。今は、文化として日本のアイドルも好きですが。。。カヴァー曲候補として、何か面白い事をやろうとした時に、最初、K-POPかAKB48かみたいな議論があったんです。AKBのカヴァーはもうやっている人がいて、少女時代をやっている人はいなかったから決めたんですけど、結果的によかったなと。少女時代はロックイベントに来ている女の子も意外と好きだったし。

OTOCOたちの氷河期(Japan Times)

ガイド:
2011年9月には「Japan Times」に全面記事が掲載されたそうですが、それはどんな内容だったのですか?

Dr. Usui:
「放射能」のカヴァーをやっているというのが、メインでしたね。震災から半年後に於ける日本の音楽ムーヴメントということで取り上げてもらったのです。クラフトワークやニューウェイヴというコンセプトで。

OTOCOたちの氷河期(入場規制)

ガイド:
2012年、ちょっとニュースの視点が偏りすぎる傾向が見られますが、(M)otocompoは、2年連続出場のサカエスプリングで入場規制。今日も出演したミナミホイールの話も。東京出身バンドですよね。でも、東京以外のライヴが伝説化しているというのは、どういう訳で?

Dr. Usui:
東京は今でこそ、元々Motocompoのお客さんとそれ以外の人って感じで熱くなってきていますけど、最初の頃は東京では相手にされていなかったですね。東京の若いリスナーに刺さるすべがなかった。
あと、Motocompoが地方で特に関西で受けなかったという思いがあるんです。簡単に言うと動員がなかった。アンケートで「私は好きやねんけどな、ごめんな、ごめんな」と過剰に言われて、ファンの人に「大阪では受けない」と。ミナミホイールでやった時に、(M)otocompoならフィットしてくれるんだと。

ガイド:
今年に入ってからの関西中心のライヴ活動が実を結んでいるのかもしれませんが、今日のライヴの反応もよかったんじゃないですか?

Dr. Usui:
ちょっとずつ集まってきてくれたお客さんたちでこのキャパシティのハコで満員御礼になるとは思っていなかったです。

ガイド:

男女のバランスもいい感じだったし。年齢的にも若い人からそこそこの人まで。

Dr. Usui:
関西、名古屋は中学生くらいからいてくれて。

 
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