喜ばれないものを、サービスと呼べるのか
ダウンロードコンテンツについて知ったユーザーが、ガッカリするようでは、サービスとは言えません(イラスト 橋本モチチ)
このような状態で、ダウンロードコンテンツによる売上向上を目指しても、ユーザーの満足度が下がってしまえば、コンシューマーゲームから離れてしまうだけでしょう。
ダウンロードコンテンツがあることで本来の遊びが制限されている、ダウンロードコンテンツがあることでゲームの面白さが失われてしまう、ダウンロードコンテンツがあることで元々収録されているはずの内容が減ってしまっている、ユーザーがそう感じてしまえば、信用はどんどん失われてしまいます。
本来であるなら、ダウンロードコンテンツの発表によってユーザーは期待に胸を膨らませる、そういう状態でなければいけません。発表したらユーザーがガッカリする、そんなものはサービスとは言えません。
ダウンロードコンテンツだからこそ、こんな面白い遊びができた、こんな新しい試みができた、単なるビジネスの仕組みではなく、新しいエンターテイメントの仕組みとして活用できなければ、結局ユーザーは離れていってしまうのではないでしょうか。これは言うのは簡単ですが、実際に実現するのは非常に難しい課題でしょう。しかし、その難しい課題に挑戦しなければ生き残れない、そういうところまで来ているのかもしれません。
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