探しやすいのは一戸建て、予算は2500万円~
バス便利用で手頃な物件も豊富
まず、この辺りで住宅購入を考えるのであれば、マンションより供給が多いのは新築建売一戸建て。土地面積100平米超、バス便利用の立地であれば、2500万円くらいからで探せ、土地面積が150平米などと広く、かつ駅に近くなってくると4500万円前後というのが目安。ただ、場所によってはかなり急坂の上ということもあります。マンションも含め、坂を登るのは大変ではありますが、その分、眺望、日あたりに恵まれている住まいが多いのがこのエリアの特徴。毎日の上り下りと住環境、どちらを優先するかという選択になるわけです。
マンションでは新築、中古とも、傾斜地が多く、あまり平坦で広い土地がないこともあって規模の大きくない物件が中心。新築はたまに数十戸単位で供給される程度なので、現実的には中古をメインに考えるほうが良いかもしれません。
ただ、中古で考えると築30年、40年と古い団地やバス便利用などの物件があるため、50平米前後のカップル向けの間取りで1000万円以内、70平米前後のファミリー向けで2000万円以内と手頃な物件も豊富。買いやすいエリアということができます。ただし、駅前の再開発タワーはさすがに高値で5000万円前後から。築数年ということなので、これから少しずつ中古として供給されるようになるかもしれません。
賃貸ではワンルームマンションが4万円台、2DKで7万円台、ファミリー向けの3DKでも9万円前後から。こちらもバス便利用となれば、もう少し安くなります。注意したいのは駅前を離れると、極端に商業施設が少なくなること。夜間の帰りが遅い人や忙しい仕事をしている人、単身者などにはやや不便かもしれません。
JRを通じて相鉄と東急東横線が直通?
遅れはあるものの期待大
現在、都心に出るためには相鉄線で横浜へ出て、そこから他路線に乗り換えとなっていますが、いずれ直通になるという計画があります。これは、まず、お隣駅西谷からJR東海道貨物線横浜羽沢駅付近間に連絡線(約2.7km)を新設し、この連絡線を利用して相鉄線とJR線が相互直通運転を行い、続いて羽沢駅付近と東急東横線日吉駅間に連絡線(約10.0km)を新設し、この連絡線を利用して相鉄線と東急線が相互直通運転を行うというもの。もし、これが完成すれば、横浜市西部の利便性は大いに高まります。
しかし、計画は進行してはいるものの、平成27年度に開通予定だった西谷~羽沢間は平成30年度に延長されており、その先の工事もあることを考えると、直通までに数年以上はかかりそう。期待は高いものの、そうそう簡単には行かないかもしれません。
日あたりの良い家が多く、街全体が伸びやかな雰囲気の鶴ヶ峰。自然と触れ合いながら、のんびり、過ごせる街と言えそうです。