大手町から10分弱、
足回りの良さで住宅、オフィスが集まる街

永代通り
東西線の駅を出ると目の前が永代通り。ビルや飲食店などが並び、駅のすぐ脇で四ツ目通りと交差する
大手町から東京メトロ東西線で約9分。東陽町は大規模マンションの多い街として知られています。江東区一帯は江戸時代に埋め立てられ、江戸野菜の産地、市民の行楽地として栄えていたエリアで、東陽町周辺が住宅地として開発され始めたのは昭和42年に地下鉄東西線の大手町~東陽町間が開通してからのこと。明治時代には広い土地と水運を利用した工業エリアだったため、まとまった土地があり、それを利用した大規模マンション、都営住宅などが続々と建てられたのです。今でも駅から離れると、工場や倉庫などが残っている場所もあり、その面影を見ることができます。

ランチの看板
働く人が多いせいか、お手頃価格のランチの表示を多く見かけた
しかし、ここにあるのは住宅だけではありません。企業の本社やオフィス、工場なども多く、そのためでしょう、東陽町駅の1日平均乗降人員は東京メトロ全駅中、他線への乗換えのない単独駅としてはトップ。ここに住んで出かけていく人、ここに働きに来る人の多い街というわけです。

明治通りと永代通りの交差点
明治通り沿いにはホームセンターや大型店があり、買い物にも便利
利用できる駅は東京メトロ東西線だけですが、周辺には明治通り、永代通り、四ツ目通り、葛西橋通り、清洲橋通りなどといった幹線道路が多く、車での移動も便利。総武線や都営新宿線その他駅に向け、南北方向に走るバス路線も多く、うまく使いこなせば非常に便利の良い場所です。高速では首都高速9号深川線の木場の出入り口が至近です。

今回取り上げたエリアと周辺の位置関係

地図
東陽町近くの幹線道路、河川と記事に出てきた主なスポット。河川沿いは親水公園になっているなどするが、そのあたりは書ききれないため、略してある


区役所などの公共施設、
スーパーに商店街も魅力のひとつ

江東区役所
江東区役所。文化センター、防災センターなどが隣接している
地理的に江東区の中心にあることから、江東区役所はこの地にあり、隣接して江東区文化センター、防災センターも。駅近くには東陽図書館、保健所、健康センターや深川郵便局などもあります。また、商業施設も充実しており、区役所の隣には24時間営業のスーパーがあり、徒歩圏内には他にもスーパー、ディスカウントストアが点在しています。

建設中のアリオ北砂
現在建設中のアリオ北砂。砂町銀座とも近い。周辺には大規模マンションも増えている
ひとつ、最近の話題は東陽町駅からは少し離れますが、日本貨物鉄道小名木川駅跡地にアリオ北砂店が2010年夏にオープンするということ。これはイトーヨーカドーを中心に専門店が揃う大型商業施設で、これによって買い物の利便性は大きくアップするはず。このあたりは非常に平坦な土地ですから、自転車利用ならさして遠いというほどでもない距離です。

砂町銀座
平日の昼間だというのに多くの人で賑わう砂町銀座。手作りお惣菜の店なども多く、近くに住んだら重宝しそう
また、買い物では全国的にもその安さと活気で知られる砂町銀座もこの近く。東陽町からはバスで10分ちょっとの場所にあり、明治通りと丸八通りの間の約700mほどに小さな店がぎっしり並んでいます。店の種類は豊富で、生鮮食料品はもちろん、日用雑貨、衣類、靴、眼鏡に着物とほとんどなんでも売られていると言ってよいほど。もちろん、ここも自転車があれば十分お買い物圏です。

川を利用した
親水公園、緑道が暮らしに潤い

緑道
桜の植えられた緑道。両側にはマンションが並び、こうした住まいを選べば花見も楽しいはず
もうひとつ、この街を語るに欠かせないのが、エリア内のそこここにある親水公園に緑道、公園。もともと、江戸時代の深川エリアは日本のベニスと言われたほど、水路の発達していた場所で、その河川の名残が今、人々の憩いの場になっているのです。中には水遊びのできる公園や桜の名所となっている緑道などもあり、都心からの距離を忘れさせてくれるほど自然は豊富。また、隣駅の木場には東京都の現代美術館もある木場公園、北には猿江恩賜公園などもあります。

公園の子ども連れ
公園では子ども連れのファミリーをよく見かけた。また、自転車で出かけるファミリーの姿も多かった
足回り、生活の利便性に加え、公園などの緑にも恵まれ、住宅も多いとあって、この街では子どもを連れた若いファミリーの姿が多かったのが印象的。同じ江東区内でも新しく埋め立ての進んだ豊洲などよりは住宅価格、家賃が低く、住みやすいのも理由でしょう。また、働く人が多いためか、飲食店も多く、特に永代通り沿いなどを中心に近年ラーメン店が増加、隠れた激戦区になっているとも聞きました。

最後は気になる東京メトロ東西線東陽町の住宅価格です。