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家庭菜園で使う農薬の種類と選び方(2ページ目)

野菜を育てはじめると、誰もが直面するのが、病気や害虫の問題。でも、せっかく自分自身の手で育てているのですから、安易に殺虫剤などに頼りたくないですよね。農薬に関する基礎知識と、選び方について解説します。

小島 理恵

執筆者:小島 理恵

家庭菜園ガイド

どうしても農薬を使う場合は?

それでも、どうしても薬剤を使用しなければならないという状況になってしまったら、「有機JASマーク」のついた農産物で使用が認められている薬剤が、選ぶ際のひとつの基準になります。これは、「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(改正JAS法)」のなかで、「『有機農産物』とは『化学的に合成された肥料及び農薬の使用』を避けたものを基本とする」と定義されているもので、環境に対する影響が比較的少ないと考えられている薬剤が、リストアップされています。

「有機」表示のできる農薬

このリストの中で、一般的な家庭菜園に使いやすいものを、いくつかピックアップして紹介しましょう。
  • うどんこ病・灰色かび病……ハーモメイト水和剤。炭酸水素ナトリウム(重曹)が主成分
  • アオムシ・アメリカシロヒトリ・チャドクガ等……セレクトジン水和剤。BT菌と鉱物質微分・界面活性剤等が主成分
  • アブラムシ類・コナジラミ類・ハダニ類・うどんこ病……アーリーセーフ。天然物(ヤシ油)由来の有効成分
比較的安全といわれている薬剤でも、散布する際は、マスクや手袋などで防除する必要のあるものもあります。詳しい使用法は、薬剤によってそれぞれ異なりますので、説明書をよく読み、その指示にキチンと従うようにしてください。
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