ドイツ鉄道の電車の種類
赤い車体が目印のレギオナル・エクスプレス(左)と白くてシャープなデザインのICE
都市や都市近郊での移動に便利なSバーン
■ICE(ドイツの新幹線)
ドイツの新幹線に相当するICE。インターシティ・エクスプレス(Intercity-Express)の略で、ドイツでは一般に「イーツェーエー」と呼ばれます。赤いラインのある白い車体が目印。1等2等を問わず座席はゆったりしていて、長時間の移動も快適。座席予約も可能です。
■IC・EC(特急電車)
ICとECは日本の特急電車に当たります。ICはインターシティ(Intercity)の略で、ドイツ語発音では「イーツェー」。ドイツ国内を走る特急電車で、主要都市を結びます。一方、「エーツェー」と呼ばれるECは、オイロシティ(Eurocity)の略。ICとの違いは、近隣諸国まで乗り入れていること。どちらの電車も座席予約が可能です。
■RE(快速電車)
レギオナル・エクスプレス(RegionalExpress)と呼ばれ、REで表記されるこの電車は、都市と都市をつなぐ快速電車。ローカル線と長距離電車の中間のような位置づけで、州をまたいで走ります。赤くてモダンな電車なので目立つはず。座席予約はできません。
■RB(普通電車)
RBで表記されるレギオナルバーン(Regionalbahn)はローカル線の各駅電車。各地域と都市をつなぐ路線です。これまた赤い電車ですが、旅情を誘う年季の入った車体のことがほとんどです。
■Sバーン(各駅電車)
Sバーンはドイツ主要都市の市内まで乗り入れている電車。そのままエスバーンと発音してくださいね。この電車は都市とその近郊を結ぶ各駅電車で、都市内のちょっとした移動にも活躍します。座席予約はできません。