舘山寺温泉とは
舘山寺温泉は静岡県の遠州地方を代表する大温泉地です。遠州とは、京の都から近い淡水湖の琵琶湖を近江(おうみ)と呼び、遠い浜名湖を遠江(とうとうみ)と呼んだ事に由来します。
開湯は昭和33年と、日本の他の温泉地と比較すると歴史は浅いものの、観光名所の浜名湖の中央に位置する上に、周辺には遊園地「浜名湖パルパル」を始めとして、浜松市動物園や、はままつフラワーパークもあり、一大リゾート地になっています。大規模な旅館も多く、十五軒の温泉宿泊施設があります。
今回は舘山寺温泉を紹介します。
舘山寺温泉の源泉、泉質
舘山寺温泉には二箇所の共同源泉があります。他にホテル九重が自家源泉を有しており、系列の日帰り入浴施設の華咲の湯でも利用されています。泉質は塩化土類泉や強塩泉などの塩化物泉で、古い源泉は冷鉱泉ですが新しい源泉は温度もあります。またホテル九重の自家源泉には鉄分が含有しており、やや褐色の濁りのある、温泉らしい湯になっています。
日帰り入浴施設「華咲の湯」の遊園地「浜名湖パルパル」側の角にあるバス停付近に「ダイダラボッチの足湯」があり、ホテル九重の湖側に「源泉公園水神の松」の足湯があり、いすれも無料で利用出来ます。特に後者は、写真の通り浜名湖を一望する絶景が楽しめる足湯になっています。
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