資格取得でキャリアアップを目指そう! でも、資格取得にはお金がかかる……
資格の取得は、独学か、資格スクールか?
資格の取得を考えた際に、最初に思い浮かぶのが独学にするか、資格スクールを活用するかです。資格取得には、取得費用とかかる時間を考えなければなりませんが、そのバランスがなかなか難しいです。独学の場合の資格取得費用は、書籍代と受験費用くらいですが、資格学校を利用する場合は、資格学校の費用はなかなか侮れません。ガイド平野も仕事の関係上、さまざまな資格を取得していますが、働きながら資格の取得を考えた場合、効率的に勉強すること、勉強のペースをつかむことを目的として、通学制の資格スクールを活用します。コラムタイトルの「資格をおトクにゲットする方法」を考えた場合、独学で資格を最低コストで取得するというのでは、話になりませんので、ここでは、何らかの資格スクールを活用することを前提におトクにゲットする方法を紹介します。
その1・資格取得のための無料Web講座を活用
パソコンやスマートフォンの普及によって、自宅や外出先で動画を見る機会が増えてきたのではないでしょうか。従来の資格スクールでは、通学講座に合わせて、Webで受講する形態のものが一般的になってきました。既存の資格スクールのWeb講座を受講するには、受講料がかかります。ところが最近は、新しいタイプのWeb専用の資格スクールが出てきました。今までは、Web講座のガイダンスや第1回目の講義を無料で視聴できるというものはありましたが、最近のWeb専用の資格スクールの場合、基本的な講義は、全て無料で視聴できるというものです。「何で全て無料なの?」、「きちんとした講義が聴けるの?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
新しいタイプのWeb専用の資格スクールでは、基本講義は無料で提供する代わりに、製本されたテキスト(書籍)やアウトプット講座や模擬試験などはオプション(有料)としているためです。独学で勉強する場合でも、テキスト購入代や模試の受験代もかかりますので、Web専用の資格スクールの無料Web講座を活用することで、独学の場合と同じくらいの費用に抑えられるかもしれません。無料Web講座の対象となるのは、受験者の多い資格が中心ですが、今後、こういったサービスの広がりが期待できそうです。
●ネットスクール・通信講座の『Livoo!(リブー!)』
●次世代の教育をデザインするE-Prost(社労士、司法書士、行政書士、FP講座等をプロデュース)
その2・専業主婦(夫)、無職の人は、求職者支援制度を活用
次に紹介するのは、対象者がかなり限定されますが、専業主婦(夫)や無職の人向けに、国が行っている求職者支援制度の活用です。求職者支援制度は、雇用保険を受給できない方が、職業訓練によるスキルアップを通じて 早期就職を実現するために、国が支援する制度です。支援の対象となる人=特定求職者の条件として、以下の全てを満たす必要があります。
(1)ハローワークに休職の申込みをしていること
(2)雇用保険の被保険者や雇用保険受給資格者でないこと
(3)労働の意思と能力があること
(4)職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと
特定求職者として認定されると、さまざまなビジネススキルを身につけたり、資格を取得したりするための求職者支援訓練、または職業訓練を原則無料で受講することができます。ポイントは、スキルを身につけて就職をすることを前提としているので、単に、資格を取りたいというだけでは、使えない制度なので、注意が必要です。
●求職者支援制度のご案内(厚生労働省)
>>まだまだある、資格をおトクにゲットする方法、残りの2つと番外編