高校受験の面接で好印象を与えるポイントとは

高校受験の面接に合格する好印象な返答とは

面接では将来リーダシップを発揮できる人物になれるかどうかを特に「積極性」という観点から評価します。

高校受験の面接は人物確認に過ぎないケースと、時間をかけて色々と聞かれ、その返答が合否を左右するケースに分かれます。いずれにしても知っておくと有利になる4つのポイントをお伝えします。

<目次>  

1.高校受験の面接では積極さが求められる

学校が生徒に求める人物像にはトレンドがあります。最近のトレンドは「グローバル社会でリーダーシップを発揮できる人物」です。面接では将来リーダシップを発揮できる人物になれるかどうかを特に「積極性」という観点から評価されます。それでは積極性がある人物という評価を得るにはどうしたらいいのでしょうか。

まず、面接試験は審査を「受ける場」だと考えないことです。「自分をアピールする場」だと考えてください。審査を受けるという意識だと受け身になってしまいます。自分の良さを伝えるという認識で臨みましょう。

また、面接官は基本姿勢もチェックしています。面接会場に入ったら自分から元気よく、明るくあいさつをしましょう。面接終了を告げられたら「今日はどうもありがとうございました」と感謝の気持ちを笑顔で伝えてください。

 

2.高校受験の面接では前向きな正直さが求められる

面接官は毎年何十人もの受験生を面接しています。とりつくろうとしたり、ごまかそうとしたりすればすぐに見抜かれます。ですから、聞かれたことに正直に答える方が結果的に高評価になります。ただし、ただ正直なだけではプラス評価にはなりません。「前向きな正直さ」が大事です。

前向きな正直さとは、たとえば、「ロヒンギャの難民問題」について聞かれたとしましょう。そのときに「知りません」という返答で終わってしまうのはただの正直者。「新聞やニュースで出てくるので言葉は聞いたことがありますが、中身はよく知りません」くらいは言いましょう。その上で、「高校に進学したら世界情勢にももっと関心を持って知識を増やしていきたいと思います」と言い添えるのが「前向きな正直者」です。

中には、受験生が答えられそうもない質問をわざとして、どんなふうな返答をするか、その反応を確かめようとする面接官もいます。答えられそうもない質問には「今は分からないが、今後、分かるようにしていきたい」という姿勢で返答するといいでしょう。

もしも緊張しすぎて頭の中が真っ白になってしまった場合は「緊張しているので、頭の中を整理するための時間を少しだけいただいてよいでしょうか?」と言っても問題ありません。それよりも、質問されたのに固まってしまい、黙り込んでしまうことは避けてください。

 

3.高校受験の面接では個性と具体性が求められる

高校受験の面接試験での受験生の受け答えは、たいてい似通います。例えば以下のような感じです。

■質問:「本校を志望した理由を教えてください」
  • 回答1「学校の周りは緑が多く、落ち着いて勉強できる環境に惹かれたからです」
  • 回答2「貴校の『自主自律』の精神(教育理念)に惹かれて志望しました」
いずれの回答も学校案内の文章をただ言っているだけに聞こえます。回答はその発言から本人の個性を感じられて、はじめて面接官の印象に残ります。そのためには「個性的かつ具体的に」答えることです。
 
  • 模範解答1
「10月の文化祭に行った際に、部活の先輩が出ていたミュージカルを観て、私も先輩のような役をやれるような人間になりたいと感動しました。私も○○高校の一員となり、先輩のような器の大きい人間になることをめざしたいと思ったからです」
  • 模範解答2
「公開授業を見学した際に、英語の授業のレベルの高さとおもしろさに驚かされたのがきっかけです。私は去年、サマースクールでアメリカ・カリフォルニア州の語学研修とホームステイを経験しました。英語でコミュニケーションをする楽しさを味わい、尊敬する父と同じように、将来はいろいろな国を舞台に仕事をしたいと考えるようになりました。」

 

4.自己PRや将来の夢など複数質問への回答のポイントは一貫性を

その他、典型的な質問として、以下のようなものがあります。

・自己PR・長所・短所・特技・趣味・中学校でがんばったこと・高校でがんばりたいこと・将来の夢・尊敬する人・最近読んだ本・最近気になったニュース

これらの質問への正解はありません。しかし、あえてひとつ挙げるとすると、「すべての質問にできるだけ一貫性を持たせる」ということです。例えば、ロボット工学に関心があり、将来その方面の仕事に就きたいと考えている場合、尊敬する人や読んだ本、最近のニュースなどの質問には、やはりロボット工学に関連する回答をすることで一貫性が出ます。回答に一貫性を持たせることで、個性が伝わりやすくなるのです。

具体的な経験や個性が出る回答、そしてそれらに一貫性があると、面接官に「あなたらしさ」が伝わります。面接対策の準備として、話す内容をすべて書き出す必要はありません。むしろ、それをすると面接本番で暗記した文章を棒読みしているように聞こえ、気持ちが伝わらなくなってしまってマイナスです。アナウンサーの採用試験ではないので、すらすら答えなくても大丈夫。面接前に、ポイントだけを書き出しておけばいいでしょう。面接練習では「あなたらしさを『自然体』で伝えられるか」、そして同時に、会釈や話すときの態度が好感の持てるものになっているかを、学校や塾の先生に見てもらってください。


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