一眼レフの基本に立ち返る、Nikon「Df」

ハイコスパな一眼レフはいろいろありますが、今回はあえてDfを選びました。センサーサイズは35mmフィルムと同じフルサイズを採用しているため、高性能レンズと組み合わせれば最高の画質が得られます。Dfのコンセプトは、楽しく写真が撮れることです。それに必要な独立したシャッター速度ダイヤル、露出補正ダイヤル、感度設定ダイヤルなどを搭載。不要と思われる動画機能、可動式液晶などを排除しています。

デザインはフィルム時代の一眼レフに近く、操作性もそれに準じています。さらに同社のデジタルカメラで初めて非Ai方式のオールドレンズに対応したことで、ほとんどのニッコールレンズが使えることも魅力です。銀塩時代の交換レンズはマウントアダプターを使えば、他社のカメラボディにも装着可能ですが、フルサイズ以外のセンサーでは、焦点距離が1.5倍や2倍になってしまい、画角の違うレンズになってしまいます。Dfは交換レンズの焦点距離が変わらず、さらにファインダーが暗くならない開放測光で露出計が使えるというメリットがあります。高価な製品ですが本格的に写真に取り組みたい人にお薦めです。
 
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外見はNikon F3またはFMに似ている。ボディの重量は約765gと同じフルサイズのD610の約850gよりも軽い。センサーはプロ用モデルD4と同等のものを採用する

 
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上から見ると電源OFFでも設定されたシャッター速度、ISO感度、露出補正、露出モード、連写モードなどが一目で分かる。レンズキットは50mmF1.8の単焦点レンズのみ

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カニ爪と呼ばれた露出連動機能付きのオールドレンズに対応。9本までのレンズデータをカメラボディに記憶させ、露出計を使いながら撮影できるのだ
 

 

フルサイズミラーレスの新星、SONY「α7」

「Df」の対極にあるカメラが「α7」です。高精細EVFを採用してボディの厚さ48.2mm、重さ約474gを実現。さらにフルサイズながらレンズキットで16万円以下という驚愕のハイコスパを記録を更新中です。α7のコンセプトは小型軽量ボディにフルサイズの大型センサーを搭載して圧倒的な高画質と機動性を両立したいという欲張りなものでしたが、同社のお家芸である小型化技術で製品化に漕ぎつけました。その直線的なデザインは新しい息吹を感じさせます。

全ての情報を液晶画面に表示するクイックナビプロを搭載したため、ボディ上部のインターフェイスはシンプルでDfとは全く違います。こちらにはフルハイビジョン動画機能も搭載。気になるのはボディ内手ブレ補正がないことと、交換レンズの本数が少ないこと。レンズは高性能なカールツァイスレンズが来年、次々と発売予定ですが、ツァイスのレンズは重くて大きいのでボディとのバランスが気になります。α7もフルサイズのメリットを活かしてサードパーティの発売しているマウントアダプターにより、銀塩用交換レンズを絞り込み測光で使用できます。スマホやコンデジ感覚で高画質を極めたい人にお薦めです。
 
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直線を多用したデザインはフルサイズコンデジ「RX-1」を思わせる。操作系はシンプルだがグリップ前後のダイヤルとコントロールホイールを使って素早く使える

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スリムなボディを内部で堅牢に支えるマグネシウム合金を採用。軽量化と高剛性を両立している。さらにボディは防塵・防滴仕様になっている

 
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真上から見ると非常にスリムであることが分かる。モードと露出補正は視認性に優れたダイヤル式を採用。液晶画面は可動式である

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