守って、負けて、工夫して、攻めて、育てて、強くなる

クラッシュ・オブ・クランの図

やられた時こそ、ヒントがあります

まあ最初のうちは適当なんです、防御ユニットの配置も、人の村に攻める方法も。でも、しばらくゲームが進んで、エリクサーやゴールドが貯まりだしたころ、村が壊滅しているような状態に出会います。

クラッシュ・オブ・クランでは、ゲームを遊んでいる間は敵に攻められることはありません。遊んでいない間に攻められ、次にゲームを起動すると、村に攻撃があったことが知らされます。そして実に面白いのは、自分の村が攻められている様子、見事に防衛した様子や、無残にも壊滅させられてしまった様子が、リプレイで見ることができるのです。

まず動きは遅いけど防御力が高い「ジャイアント」達が登場、防御ユニットの攻撃をひきつけます。行く手を阻む壁に到達すると後ろから爆弾を抱えた壁破壊専門のユニット「ウォールブレイカー」が駆けて来て、自爆で壁を粉砕。ジャイアントが内部に侵入し、対空砲を壊します。対空砲が壊れたのを見計らって空から味方を回復する「ヒーラー」投入、恩恵を受けたジャイアントが攻撃をひきつけたまましぶとく居座ります。そこに資源ユニットだけを狙う「ゴブリン」達が流れ込んで、エリクサーやゴールドがあっという間に根こそぎ奪われていくのです。

ゲームを進めていくと、そういう自分の村の壊滅劇を目の当たりにすることが必ずあります。もちろん悔しいんですが、一方で気がつくわけです。なるほど、そうやって攻めるのか、と。そうすると、自分だって同じような戦い方を試してみたくなりますよね。村は壊滅しいるというのに、やる気は俄然湧いてきます。

他の村に攻め入って自分も試してみると、適当だったそれまでよりぐっと上手に敵の防衛を突破できるようになります。でも、そのうちまた出会うんですね、実に上手く防衛ユニットが配置してあって攻略できない強者の村に。そこで今度は、自分の村の守り方を学ぶのです。

工夫すれば、勝ちが見える

クラッシュ・オブ・クランを遊ぶ人の図

うまく作戦がハマって、敵の防御ユニットを抑えこむと、思わずニヤニヤしちゃいます

村が壊滅した、と書きましたが。壊滅しても資源が全部無くなることはありません。奪えるのは資源の一部だけです。また、このゲームではタウンホールという建物のレベルによってゲームの進行度が管理され、自分よりレベルが低いプレイヤーからは資源が少ししか奪えないようになっています。さらに、対戦のマッチングは、トロフィーと呼ばれる対戦によって上下するスコアに依存し、早い話が勝てば勝つほどよりスコアの高い相手と当たるようになります。

何が言いたいかというと、壊滅して多少資源を失ってもすぐにやり直しがきき、また、先に始めた人が初心者を一方的に蹂躙し続けるようなこともありません。そして、負けて学んで工夫すれば、必ず勝ちも見えてきます。相手が人間である以上、必勝法はありませんが、勝ったり負けたりしながら少しずつ工夫して攻略するのは、本当に楽しいのです。

ここら辺りのバランス感覚は、課金の仕組みにも反映されていて、クラッシュ・オブ・クランにはいわゆる「ガチャ」の仕組みがありません。もっとも、ガチャは日本の市場で流行っている仕組みであって、フィンランドのメーカーが作るゲームに搭載されていなくても不思議はないんですが、ガチャに関わらず、お金によって対戦時の勝敗そのものに大きな影響を与える仕組みがないんですね。ガチャにお金をつぎ込むと低確率で強力なユニットが手に入り、それを持っていると俄然対戦で有利になる、というようなことはないんです。

課金のほとんどは時間短縮型、防衛ユニットを強化する時間を短くしたい、資源を一気に生産したい、攻撃ユニットを早く揃えたい、そういう場合に課金することで時間を短縮することができます。それらは、どんどんゲームを早く進めて高レベルで対戦したい人だけが利用すればいい仕組みで、使わなくても全く問題ありません。

じゃあ、無課金で快適に遊べるかというと、そういうわけでもなく、1つだけ、始める時に課金しておいた方がよいポイントがあります。それが「大工」です。