Soma Holiday
ガイド:あまり知っている人はいないですが、フランスのMarie et les GarçonsとElectric Callasで活動していたJean-Marc Vallod(フランス人)とJane Honicker(アメリカ人)のコンビ、Soma Holiday。僕が知る限り、このシングル『Shake Your Molecules』(1984年)しかありません。ビッチなJane嬢が歌うテクノパンク。 僕は、ビッチ系のシンガーが結構好きで、世界中のビッチを一同に集めて特集をしたいのです。
Shake Your Molecules (YouTube)
Deux
ガイド:こちらもマイナー系のDeux。リオンで1981年にGérard PelletierとCati Teteにより結成され、1992年まで活動しました。『BIPPP (French Synth Wave 1979-85)』というフレンチシンセウェイヴのコンピにも彼らの曲が収録されており、『Decadence』という彼らの作品集も2010年にCD化されています。
Felicita (YouTube)
Decadence (Amazon.co.jp)
BIPPP French Synth Wave 1979-1985 (Amazon.co.jp)
松見:
Deuxは数年前にMinimal Waveというポータルサイトで目にして聴くようになりました。今年の1月にGérard氏の訃報があり、とても残念です。 彼らをきっかけに、80年代に活動していたコールドウェイヴなどとも呼ばれる同ジャンルのアーティストをいくつか辿ってみましたが、特にフランスは層が厚いというか、ディープな印象です。
ガイド:
80年代フランス、イェイェの流れを汲んだテクノポップとより硬派なミニマムウェイヴ(シンセウェイヴはたはダークウェイヴ)という大きな二つの潮流があったようですね。
KaS Product
松見:コールドウェイヴというジャンルの分かりやすい一例として、KaS Productがいます。精神病院に務めていたSpatszと、アメリカでジャズシンガーとして活動していたMona Soyocという何とも異色な組み合わせ。
Never Come Back (YouTube)
TRY OUT (Amazon.co.jp)
ガイド:
KaS Product!お、渋い所をついてきましたね!