アンティークにヴィンテージ……
パリで古き良き物探しの1日コース
ヨーロッパは古き良き物を大切に使う文化が根付いていることもあり、ヴィンテージやアンティークの宝庫となっています。特にフランス、パリはマーケットの規模も大きく、各国から品質の良い物が集まってきます。品質が高いのにリーズナブルで、1点モノが多いのもヴィンテージの魅力。蚤の市、ブロカント、古着が好きなアナタのために、古き良き物を探す旅の1日コースを考えてみました。
ちなみに、蚤の市は週末中心、レストランは日曜が休みのところもあるので、このコースは土曜日という設定にしています。お出かけの際には、戦利品を入れるエコバッグを持参するのをお忘れなく!
9:00~12:00 蚤の市でアンティーク雑貨探し
パリには週末に大きな蚤の市が3カ所で開かれます。規模の大きい順から北のクリニャンクール、東のモントルイユ、そして南のヴァンヴとなり、いずれもパリと郊外の市境で開催されています。蚤の市はだいたい朝7~8時ごろから始まり、良いものはどんどん売れて行くので、早ければ早い程掘り出し物が見つかる確率が高いです。それぞれの蚤の市には特色があるので、1つか2つに絞って見るのがおすすめです。
クリニャンクール(別名サン・トゥアン)はヨーロッパ最大の蚤の市とも言われていて、とにかく大きく、屋外・屋内の複数のマーケットの集合体となっています。色々なタイプのお店を見たいという人におすすめです。特にクリニャンクールの原形といわれている一番古いベルネゾン地区、そして屋内マーケットのポール・ベールは必見。時間がない時はこの2つを優先に見ると良いでしょう。
モントルイユはとにかく安いことで有名。早い時間帯に行くと、掘り出し物に出会う確率も高くなります。古着やミリタリー物も充実。古着は10円単位で山積みになっているので、洋服好きにはたまらないかも。量もハンパないので、根気強く探すのがコツです。
3つの中で比較的規模が小さいヴァンヴは、アンティーク通やプロが好むワンランク上の蚤の市といった感じ。上の2箇所に比べのんびりとした印象があります。少々値が張っても良い物をゲットしたい、ゆっくりと吟味しながら買い物したい人向きの蚤の市です。
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■Marché aux Puces de Clignancourt クリニャンクールの蚤の市
営業時間:7:00~19:30(スタンドにより異なる)
営業日:土~月曜
アクセス:メトロ4号線Porte de Clignancourtから徒歩5~10分
■Marché aux Puces de la Porte de Montreuil モントルイユの蚤の市
営業時間:7:00~19:30(スタンドにより異なる)
営業日:土~月曜
アクセス:メトロ9号線Porte de Montreuilから徒歩5~10分
■Marché aux Puces de Venves ヴァンヴの蚤の市
営業時間:7:00~19:30(スタンドにより異なる)
営業日:土・日曜
アクセス:メトロ13号線Porte de Vencesから徒歩5分
13:00~14:00 マレ地区のサロンドテでブランチ
蚤の市を堪能した後は、マレ地区の人気店でブランチをしましょう。ヴィンテージの家具で揃えられ、ブロカントの食器類を使ったこちらのお店、アンティーク好きにとってはマストのサロンドテです。おしゃれなパリジャンが長年愛してやまないこのお店で、手作りのキッシュやサンドイッチをケーキやお茶とともに堪能して下さい。
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■Le Loir dans la Théière ル・ロワール・ダン・ラ・テイエール
住所:3, rue des Rosiers 75004 Paris
電話:01 42 72 90 61
営業時間:10:00~19:00
無休
アクセス:メトロ1号線St Paulより徒歩2分
ブランチ20.5ユーロ