本革シートやiPodも聴けるオーディオなど装備も充実
2009年8月に導入されたXC60はT6 SEのみ。エンジンは3Lの直列6気筒でミッションは6速AT、これに4WDシステムが組み合わされました。XC60以前と比べてドライバーに少し傾いたレイアウトとなったセンタースタック。標準は写真のシルバー(アルミニウム)ですが、オプションで薄い茶(ノルディックライトオーク)や濃い茶(クラシックウッド)も用意されました
翌年2月には、T6 SEが18インチであるのに対し20インチの専用アルミを履き、専用エクステリアやスポーツサスペンション等を装備するT6 R-DESIGNが追加されます。新車時価格は649万円。
さらに8月には2Lの直列4気筒ターボと6速デュアルクラッチミッション(2ペダルMT)で2WD(FF)となるT5 SEが加わります。同車の新車時価格は499万円とはじめてXC60の中で500万円を切りました。
……と、新車時価格を見てもおわかりのように“プレミアム”なSUVです。ライバルもアウディやBMW、レクサスですからね。そのため装備はかなり充実しています。ここではデビュー当時のT6 SEの装備をご紹介しましょう。
シートは本革でフロントは電動パワーシート。シートヒーターも備わっています。オーディオは8スピーカーを備え、USBやAUXでiPodなどを接続可能。オプションでデンマークの名門スピーカーメーカーのDYNAUDIO社製を組み込んだシステムも選べました。
リアシートは3分割可倒式で、ヘッドレストはシートを倒すと自動的に内側へ倒れ込む仕組みです。ラゲージの容量は495Lでゴルフバッグを4つ収納できます
またHDDナビは標準装備。サイド&バックビューカメラも備わるため、助手席側に(あのキノコのようなカタチの)補助ミラーがありません。
クルーズコントロールも標準装備で、前方車と一定の距離を保つ(自動で加速&減速する)アダプティブクルーズコントロールは、車のふらつきを感知するとドライバーに注意を即すドライバーアラートコントロールと、ウインカーなしで車線を逸脱すると注意を喚起するレーンデパーチャーウォーニングとセットで用意されました(セーフティパッケージ)。
見た目は最新のスタイリッシュなボルボですし、インテリアデザインも背面が空洞となるセンターコンソール「センタースタック」を備えるなど、同社の得意とするスカンジナビアンデザインが炸裂しています。
それがライバルたちと比べてお買い得になっているのです。しかも最先端の衝突回避支援システムまで備えているのですから、これはおいしい。
もうすぐ雪の季節がやってきますが、4WDモデルを選べば雪道も安心です。またアウディでもレクサスでもない、ボルボというセレクトは、例えば郊外のイケアなどに出かけた際、嫌みのないセレブ感を演出してくれるはずですよ。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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