ニューリッチへの道/ニューリッチへの道

連想ゲームで金持ちになるチカラを磨く

リッチになるために必要なチカラのひとつが予見力。それを身につける訓練のひとつとして、ある出来事から何が起きるかを想像する連想ゲームをご紹介します。わかりやすいのが「風が吹けば桶屋が儲かる」という桶屋理論ですね。つまり、ある事象が発生したら、と仮定し、そこから関連づけて将来を予測する思考方法です。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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不況になるとミニスカートが流行る?

ひとつの出来事から何が起きるかを想像する

ひとつの出来事から何が起きるかを想像する

予見力をつける訓練のひとつとして、ある出来事から何が起きるのかを想像する連想ゲームをご紹介します。わかりやすいのが「風が吹けば桶屋が儲かる」という桶屋理論。ある事象が発生したら、と仮定し、そこから関連づけて将来を予測する思考方法です。

※「桶屋理論」-「風が吹けば桶屋が儲かる」のこと。風が吹いて砂が舞い上がり、人の目に入って、目が見えなくなる人が増える。目が見えない人は三味線を弾く仕事について、三味線の需要が増える。三味線はネコの皮から作るので、ネコが乱獲され、天敵が減ったネズミが増える。増えたネズミが家の柱をかじって家が傾き、瓦が落ちて当たって死ぬ人が増える。ゆえに桶屋が儲かる、というものです。(いろんな選択肢がある今と比べると、時代背景が違うため苦しいですが)

たとえばなぜ好況になるとミニスカートが流行るといわれているかというと、開放的な気分になるからだそうです。逆に、不況になるとミニスカートが流行るといわれることもあります。それはなぜか。生地の面積が少なくコストが安いため安価で提供できるからとか、諸説あるようですが、自分なりのオリジナルなロジックを考えてみましょう。ちょと無理矢理っぽいですが、こんな説明もできます。

不況になる

お金がなくなり、結婚や遊びを避ける男性が増える

出会いを求める女性にはハードルが高くなる

女性は自分自身の魅力をアピールする必要が出てくる

手っ取り早いのが「見た目」でアピールすること

ミニスカートをはく(ホント?笑)

行動レベルに落としこめるか

この思考法で重要なのは、「では自分はどう動くべきか?」まで考えることです。
たとえば「2020年のオリンピックは東京開催が決まった」というニュースを見たとき、連想ゲームで自分の行動まで落としこんでみましょう。

東京は五輪関連施設やインフラ整備を中心に一大リニューアルが行われる。

都市整備・公共事業による雇用が増える

地方だけでなく海外からも労働者および観光客がやって来る

住居が必要になる

いきなり家を買う人は多くない

賃貸物件、サービスアパートメント、ホテルなどの需要が増える

賃貸経営(不動産投資)が有望ではないか

しかし、五輪終了後の反動で東京の経済は落ち込む

では、落ち込んでも大丈夫なように、東京のどこで不動産投資をすべきか?

こうした連想ゲームは、ビジネスでは「シナリオ分析」と呼ばれます。これは仮説力+ストーリー構成力を必要としますから、予見力を高めるのに格好のトレーニングです。

(参考)
「なぜビニール傘を3本以上持っている人は貧しいのか?」(ぶんか社)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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