ギリシャ料理(2ページ目)

主なギリシャ料理～サラダ、前菜～

サラダで最も有名なのは、グリーク・サラダ、ギリシャ語ではホリアティキ・サラタ（村風のサラダ）と呼ばれるものです。新鮮なトマト、キュウリ、タマネギ、オリーブの実等が入っており、真っ白な山羊乳のチーズ（フェタチーズ）の一切れが上にのっているものが定番です。

よく食されるサラダとしてホルタがあります。ホルタとは野草、青菜類の総称で、ゆでたものにレモン果汁とオリーブオイルをかけて食します。代表的なものはヴリタという野草ですが、季節によって様々な種類があり、タヴェルナでは旬のものが用意されています。栄養も豊富でヘルシー、旅で不足しがちな瑞々しい青菜類がたっぷり摂れるのでおすすめです。

タラモサラタは魚卵にレモン果汁とオリーブオイル、パンを水に浸したものやマッシュポテトがつなぎとして入っているペースト状の料理で、パンにつけていただきます。代表的なギリシャ料理ですが、日本でもタラコとマッシュポテト等でつくるタラモサラダとしてメジャーになってきており、日本人の口に合いやすいです。

メリジャノサラタもギリシャを旅した友人たちには好評の一品でした。ナスをオーブンで焼いて中身をすくい、レモン果汁やオリーブオイル、ニンニクやタマネギのみじん切り等と合わせ、ペースト状にしたものです。焼きナスの香りが生きていて、ディップとしてパンにつけて食べるととても美味しいです。

ヨーグルトとキュウリをベースにニンニクと塩、オリーブオイル等で味をつけたジャジキもスターターとしてよく食されます。肉料理の付け合せソースとして添えられることも多いです。
ファヴァもギリシャ料理の前菜（メゼ）として有名な一皿。サントリーニ島の名産である黄色い豆を煮てピューレ状にし、オニオンスライス、レモン果汁とオリーブオイルでいただきます。豆のコクがしっかり感じられつつ、さっぱりした美味しさの料理です。


代表的なギリシャのメゼと言えば、サガナキ。小さなフライパンの意で、一般的には両手付きの小さなフライパンでチーズを焼いたり揚げたりして、そのまま小さなフライパンで運ばれてきます。サガナキにはいろいろなタイプがあり、トマトソースとフェタチーズ等で煮たエビのサガナキ（ガリデス・サガナキ）やムール貝のサガナキ（ミディア・サガナキ）なども観光客にも人気があります。
ケフテデスも人気のメゼ。ハーブやスパイスの味が効いているギリシャ風ミートボールです。肉の入っていない野菜のケフテデスもいろいろあり、トマトのケフテデス（ドマト・ケフテデス）、ズッキーニのケフテデス（コロキソ・ケフテデス）は野菜の風味が凝縮されていて、大好きなギリシャ料理のひとつでです。タヴェルナの定番メニューなのでおすすめです。