サロン・デュ・ショコラ2016の見どころを解説!
2013年10月30日から11月3日までパリで行われた世界最大級のチョコレートのイベントSalon du Chocolat(サロン・デュ・ショコラ)へ行ってきました。1995年にパリで始まったこのイベントは、今年で19回目となります。
フランスへ行くといつも感じるのですが、本当にみんなショコラが大好き!チョコレートのお祭り、サロン・デュ・ショコラは初日から広い会場がぎっしりになる程の人気ぶりです。
入場料金は大人13ユーロ、3~6才までの子供は6.5ユーロ。会場はメトロ12番線Porte de Versaille駅すぐのParc des Exposition de la Porte de Versailles(ポルト・ドゥ・ヴェルサイユ見本市会場)です。チョコレートのセミナーやショーの他、美味しいチョコレートが一堂に集まり、とびきりのチョコレートショッピングを楽しむ事ができます。
WEBサイト:http://www.salonduchocolat.fr
会場1階のチョコレートのフロア“Le Chocolat”に今年集まったのは、世界各国から約160ブランドのブース。日本からは初出店を含む4ブランドが出展しました。今回は日本発4ブランドの様子をレポートしますね。
●「ル ショコラ ドゥ アッシュ」 「エスコヤマ」
●「ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ」 「トーキョーチョコレート」 C.C.C5タブレット+星(アワード)獲得ブランドほか
ル ショコラ ドゥ アッシュ
今年パリのサロン・デュ・ショコラに初出展。C.C.C(Club des Croqueurs de Chocolat)の審査で外国人部門で最高位にあたる5タブレット+星(アワード)を獲得した辻口博啓シェフです。私は初日に伺いましたが、会場でも辻口シェフはカメラに囲まれたり、日本から訪れたファンに囲まれたりと大人気!
今回5タブレット+星を受賞したチョコレートは「nano chocolat」。カカオニブを最先端の技術でナノ化した原料を使用した5つのチョコレートのセットです。
クーベルチュールでもカカオパウダーでもない新しいショコラ原材料をボンボンショコラのガナッシュに使用。山椒とミルクチョコレートをあわせたガナッシュや柚子が香るプラリネアマンド ノワゼット、ナノ化したパイナップル入りのショコラオレガナッシュをショコラシトロンではさみこんだユニークなボンボンショコラなどを発表しました。なめらかでねっとり、香り高い濃厚な口当たりのガナッシュが印象的です。
こちらは辻口博啓シェフがプロデュースしたショコラサプリメント「H CHOCOLAT SUPPLEMENT」のブース。緑茶に含まれるリラックス成分であるテアニンを配合した、リラックスしたいとき、集中したいときにふさわしいチョコレート3種が発表されていました。(ビター、ミルク、柚子、抹茶フレイバーのチョコレート、どれもバータイプで食べやすいのです!)
ご紹介したチョコレートは2014年1月に日本でも発売予定。楽しみに待つことにしましょう。
パティシエ エスコヤマ
2011年にサロン・デュ・ショコラ パリに初出展、その後は毎年日本素材とチョコレートの斬新なマリアージュを発表して大きな話題となるパティシエ エスコヤマ。今年はどんなクリエイションを?と今回も楽しみに会場へ足を運びました。今年のC.C.Cの審査でも見事5タブレットを獲得した小山進シェフ。今回のチョコレートのセットも驚きですよ!
今回5タブレットを受賞した5種のチョコレートのセットは「SUSUMU KOYAMA'S CHOCOLOGY 2013」。
化学変化をテーマに、万願寺とうがらしのしょうゆ漬けのフリーズドライとアーモンドプラリネのコンビネーション、焼きみかんの芳しい香りをいかしたショコラオレのガナッシュ、ぶどう山椒のガナッシュと赤味噌のガナッシュをあわせたショコラなどが揃います。はちみつとトリュフにカカオをあわせたボンボンショコラは一口で酔いしれそう・・・圧倒的な存在感があります。
エスコヤマのブースは日本を感じさせながらもクールなデザインが素敵。パッケージやチョコレートのデザインも美しく、会場でもひときわ目立っています。
注目の「SUSUMU KOYAMA'S CHOCOLOGY 2013」は、日本では今年11月末から発売予定です。
>次ページでは「ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ」「トーキョーチョコレート」、C.C.C5タブレット+星(アワード)獲得ブランドをなどをご紹介します。