3.自宅での勉強
自宅での勉強は、仕事や家事で忙しくて通学が難しい場合や、基本的な制度等の理解ができており、補完的にテキストや問題集を解く等、それほど受験勉強に時間を要しない場合等に適しています。学習には長寿社会開発センターの介護支援専門員基本テキスト(6,300円)が適しています。その他、色々なテキストや問題集が出ていますが、あまり費用がかかるような場合は教育訓練給付金制度を利用して通信講座を受講した方が安くなることがありますので注意してください。
自宅で勉強することのメリットは、何よりお金の負担が少なく、自分のペースで進められるということに尽きると思います。しかし、受験生同士の情報交換の機会が少ないことや、自宅にいることで緊張感が薄れ、集中しにくいこと等のデメリットも考えられます。一緒に学習する仲間でもいれば別ですが、個人で勉強を続ける場合、習熟度も判断がつきにくいと思いますので、在宅模擬試験等も受けてみることをお勧めします。模擬試験は5,000円~10,000円程度ですが、独学であるが故、習熟度に偏りが無いようにしましょう。特に、ケアマネジャーの試験は、各分野で相当の正答率を求められますので、万遍なく学習するということは非常に重要になってきます。
4.その他の勉強方法
最近ではインターネットや携帯電話を利用した勉強も出てきています。こうした情報技術を用いて行う勉強方法をeラーニングといいます。パソコンや携帯電話のほか、コンパクトディスクなどを使って勉強するもので、本を持ち運ぶ手間がないことや、外出先でも気軽に勉強できる点が特徴です。
どのような方法であれ、自分に合ったやり方を見つけ、効率よく勉強するためにも自己分析は必要だと思います。例えば「自宅で勉強すると甘えが出てしまうので、通学して学習したい」、「あまり費用をかけることができないので、できるだけ安価に済ませたい」など、諸事情も考慮して自分に合った勉強方法でケアマネジャーの資格取得に向けて頑張ってください。
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