白い壁は住まいを明るく広く魅せてくれる人気者。ただしそれ相応のケアが必要

白い壁は住まいを明るく広く魅せてくれる人気者。ただしそれ相応のケアが必要

初めて来たお客さんにはすぐ気づかれてしまうのに、そこに住んでいる自分自身にはなかなか認識されないのが、壁の汚れ(汚さ)です。

けれど床面などに比べて、面積も数倍広い壁面は、なかなか掃除にあたる機会もないもの。いざ「掃除するにも……いったいどうすれば?」などと、手が止まってしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなお部屋の「壁」の基礎知識と、その簡単なケア方法をレクチャーします。ぜひさっそく壁面を見渡し、お掃除を始めてみてください。


一般的な壁素材「ビニールクロス」とは?

住まいの壁素材でいま最も一般的なものは、ビニール(ビニル)クロス(壁紙)です。その原材料はポリ塩化ビニール。加工性が高い素材であるため、エンボス加工やプリント等、さまざまなバリエーションの商品があります。張りやすいなど作業性も高く、比較的安価にも供給されています。さらに、漆喰など他の素材に比べて清掃性が高いという特性もあり、掃除にそれほど神経質になる必要もありません。

用意するもの

  • ぞうきん、ウエス(古タオルでも綺麗なものが望ましい。量を多めに)
  • セスキ炭酸ソーダ溶液スプレー(5%濃度程度)か、家庭用中性洗剤
  • 掃除機

壁掃除(ビニールクロス)の手順

壁紙のなかでも、ビニールクロスのお掃除は決して難しいものではありませんが、エンボスの崩れやすさなど、壁紙によって様々です。必ず目立たない場所で試してから行って下さい。
 


  1. モヤモヤとした広い汚れ部分は、タオルで吸い取り口を覆った掃除機を当てて、その部分のホコリを吸い取ります。目立つ汚れはそれだけでも7割がた綺麗になります。
  2. いわゆる手アブラで汚れやすいドアノブ自体も、壁同様に掃除しておこう

    いわゆる手アブラで汚れやすいドアノブ自体も、壁同様に掃除しておこう

  3. 壁面でも手の触れやすいところ、建具の取っ手(ドアノブ等)近くや、スイッチ周辺はとりわけ汚れています。セスキ炭酸ソーダスプレーか、家庭用中性洗剤と水を5:100ほどの割合で溶かした洗剤液を薄く塗布し、数分置いてから綺麗な雑巾やウエスで拭き取ります。
  4. 広い壁面全体を掃除する際には、2で示した洗剤液を少し多めに用意し、また綺麗な雑巾やウエスも多めに準備します。
  5. 洗剤液に雑巾を浸してかために絞ります。その雑巾で壁面を軽く叩くように洗剤液を塗布、数分置いてから綺麗な雑巾をぬるま湯でよく絞ったもので、同じく叩くように洗剤液を拭き取っていきます。
  6. 汚れた雑巾は適宜ぬるま湯で洗い、どんどん取り替えながら叩き拭いていきましょう。ゴシゴシ擦ると壁紙がよれたり、エンボスが汚く崩れることがあるので注意してください。広い面を一度にやろうとせず、また雑巾が汚れたらその都度綺麗なものに替えて拭くのがポイント。終わりに水分が残っている部分を、乾いたウエスで拭き取ります。

※水分が壁紙の継ぎ目に入り込むと、壁紙がはがれる原因になります。また水を使った掃除が可能なのは、壁紙のなかでも「ビニールクロス」のみです。紙の壁紙や布(織物)の壁紙では色落ちやシミの原因になるので、この方法は絶対にしないようにしてください。