等級の数が大きくなると保険料は安くなる!
バイクの任意保険に必ずつく「等級」。自賠責保険やファミリーバイク特約(自動車保険の特約)にはない制度です。まずは等級がどのように保険料に影響するのか、基本的な仕組みを知っておきましょう。●1等級~20等級まである。等級の数字ごとに割増引率が違う
例えば1等級なら52%割増(高い)、20等級なら63%割引(安い)……という具合です。
●無事故で1年契約を終えると1等級アップする
満期後の更新時、新たな等級が適用されます。無事故なら1年で1等級アップ。増える割引率は微々たるものですが、積み重ねでおトク感が出てきます。安全運転の結果、安くなる仕組みです。
初めての加入時は新規契約専用の等級
新たにバイクを買って保険を検討中、という人も多いでしょう。その場合、初めての契約者向けの等級が適用されます。●初めては6等級からスタート。しかし年齢別に割引率は異なる
年齢区分と割増引率は次の通りです(三井ダイレクト2014年4月1日始期分より)。
- 16歳~20歳 28%割増
- 21歳~25歳 3%割増
- 26歳~29歳 9%割引
- 30歳~ 9%割引
●割増引率は保険会社によって異なる
上記の割増引率は三井ダイレクトの2014年4月1日以降の契約時です。割増引率は保険会社すべてが横並びではありません。等級制度自体は同じでも割引率が微妙に異なるので、他社で見積もりを取れば安い保険会社が見つかるかもしれません。
事故を起こすと翌年から事故有の等級に!
事故を起こして保険を使うと、等級はさらに変わります。ライダーにとっては懐を痛めることになってしまいます。●事故を起こすと翌年3等級ダウンする
保険事故の種類によっては1等級ダウンの場合もあります。いずれにしろ等級が下がる=割引率が減るので、保険料は高くなります。
●事故を起こすと翌年から事故有の等級が適用される
例えば同じ15等級でも通常の無事故等級=52%割引、事故有等級=33%割引……と大きな差に。保険料に大きく影響します。
●元の等級と無事故等級に戻るには3年間必要
3年間無事故で保険を使わずに過ごせたら、ようやく元の等級となり、割引率も事故有から無事故の等級へとシフトします。なお、これらの制度は保険会社を変えても適用されてしまいます。事故を起こしたから他社で加入し直して……とはできませんので注意してください。
【関連記事】
バイクの自賠責保険と任意保険の違いって?
バイクの任意保険、あなたは入っていますか?