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家計管理の達人になる、成長の4ステップ(3ページ目)

家計管理が上手にできている人、苦労しながらもなんとかできている人、あるいは、頑張っているのだけれども、上手くいっていない人などさまざまです。よく、人が学習し、成長するためには4つの段階があると言われています。その「成長の4段階」を家計管理に当てはめてみると、家計管理の達人になるための道筋が見えてきます。

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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■家計管理の実践者から達人になるための壁
家計管理の達人への道のりは遠いけど、夫婦でゆっくり取り組めば、必ず到達できる

家計管理の達人への道のりは遠いけど、夫婦でゆっくり取り組めば、必ず到達できる

家計簿をつけて、日々の節約を意識しなから家計全体の支出を管理することは大変なことです。10年以上家計簿をつけているガイド平野でも、家計データを家計管理ソフトに入力するのが億劫になり、つい後回しにしてしまいがちです。家計管理のキホンは、家計簿をつけながら、家計全体で収入と支出を管理しながら、貯金目標を達成することです。ところが、いろいろな家計を拝見していると、家計簿をつけていなくても、しっかり貯金をしている人もいます。

●仕組みをつくる
家計管理をストレスなしに行う方法として、例えば、生活費用口座、趣味・予備費用口座、貯蓄用口座、投資用口座のように、家計のお金を4つの種類の口座に分けて、管理する方法があります。この方法を採用すれば、細かい家計簿をつけなくても上手に家計管理をすることができます。つまり、家計管理が行いやすいように、仕組みをつくってしまうことです。家計管理の達人を見ると、複数の口座にそれぞれの目的を持たせて管理しています。
(参考:「4つの口座」で貯まる!家計管理術

●夫婦仲がよく、密にコミュニケーションを取り、自然と貯まる家計体質になる
家計管理は、夫婦の協力が大切です。どちらか一方が努力していても、他方の協力がなければ長続きはしません。家計管理の達人は、自分たちと家族の将来のことや、お金のことを夫婦で普段からよく話しているのが特徴です。そういった長年の夫婦間のコミュニケーションによって、自然と貯蓄ができるための消費体質になり、現在は、特に意識しなくても貯まる家計体質になっているのです。今は、家計簿はつけていなくても、昔はキチンとつけていたという人が多いです。
(参考:家計簿をつけなくても貯まる夫婦の共通点3つ

家計管理の実践者から達人になるために乗り越えなければならない「壁」とは、家計管理を続ける仕組みづくりと、夫婦間のコミュニケーション、そして、貯まる家計管理体質になるまでの時間といえるでしょう。

家計管理の達人になるためには、裏技的な方法は通用しない

家計管理を行い、お金を貯めるためのさまざまな方法が世の中に出回っています。中には、すぐに貯まるための節約法や裏技的なものも多くあります。ただ、お金のストレスなく家計管理ができる家計管理の達人になるための道のりは、裏技的なものとは一切無縁で、現状を知り、正しい方法を学び、実践し、繰り返すことによって習慣化されるものです。試行錯誤の期間を含めて、5年程度の長い視点で、家計管理の達人を目指してもよいのではないでしょうか?

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