もしも夫から突然、「別れてほしい」と言われたら、あなたはどうしますか?

じつはここ数年、なんの前ぶれもなく夫から離婚を切り出される妻からの相談が増えています。そこで今回は、実際の相談ケースをもとに、なぜ夫たちが突然、妻に別れを告げたのか、その理由を考えてみましょう。


ケース1:「産後クライシス」におちいった夫婦の場合

離婚

自分では普通の結婚生活を送っていたはずでも、夫から突然、離婚を切り出されるケースもあります

K子さん(31歳)は昨年、第一子を出産しました。はじめての出産と育児は慣れないことばかり。K子さんの実家も自宅と遠かったため、出産後は毎日ほぼひとりで育児を続けていました。会社員の夫(32歳)は仕事の関係で毎晩の帰宅も遅く、休日も疲れているせいかゴロゴロと寝てばかりで家事や育児を手伝おうとしません。

そんな夫にイライラしてばかりのK子さんは、顔を合わせるたびに不満をぶつけていました。「周りのパパたちは、みんな“イクメン”なのに、あなただけどうして育児に協力的じゃないの?」「少しは手伝ってくれたっていいじゃない!」「なぜ私だけが辛い思いをしなければならないの?」と、いつも最後は涙声になってしまっていたと言います。

あるとき、いつものように夫に不満をぶつけていたら、いつもは黙って聞いている夫がひと言。「もういいよ。そんなに辛いなら別れよう」と、冷静な口調でK子さんに離婚を切り出したのでした。「そんなつもりで言ったんじゃないのに……」とK子さんが取りなしても、夫は意見を変えようとしないとのこと。本気で離婚を考えなければならないのか、今もK子さんは悩んでいます。


アドバイス:まずはお互いの不満を話し合ってみて!

出産後、子どもが誕生したために夫婦間の関係が悪化してしまう現象を「産後クライシス」と呼びます。産後クライシスは現在、社会現象にもなっている事態で、朝の情報番組でも取りあげられるなど話題になっています。

産後クライシスになると、夫婦は互いにストレスを抱えはじめます。妻は、「夫が子育てに協力してくれない」「家事をしてもねぎらってくれない」「疲れているのにセックスを求めてくる」といった不満、夫は「家に帰っても妻がやたらとピリピリしている」「子ども中心の生活で、自分をかまってくれなくなった」「セックスを拒むようになった」といった不満が、それぞれのストレスの原因になることも多く、それをこじらせるとK子さん夫婦のように離婚にまで発展してしまうことにもなりかねません。

そうなる前にすべきことのひとつとして、ギクシャクしはじめた段階で夫婦だけの時間を設けて、とことん話し合ってみることをおすすめします。子どもを預けるなどして、本来の夫婦だけの時間を取り戻し、余裕のある状況で一度、とことんお互いの不満を伝えるようにするのです。

自分の抱えている不満について、意外と相手は気づいていないことも多いもの。「なんだ、そうだったのか!」と気づくことで、パートナーを思いやれる気持ちになることもあります。

産後クライシスについては、次回の記事でも詳しくご紹介したいと思います。

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