クローゼットが片付かない原因
まずは、2部屋のクローゼットの使い方を見せてもらいました。洋室1は6.5畳で、主寝室の隣ということもあって、クローゼットには布団がしまわれています。ところが、この部屋の扉が内側に向かって開くため、扉横にあるクローゼットから物を出し入れする時は、いったん部屋の扉を閉めなくてはなりません。いっけん何の問題もなさそうに思えるのですが、大きな布団を両手で抱えている時は、その扉の開閉があるせいで、イライラしてしまうのだとか。「出し入れするのは毎日のことではないけれど、暑さ寒さを調節したくなったときに、すぐに出し入れできないのが不便です」とTさんは言います。
左が洋室1、右が洋室2。押入れサイズに近い奥行がある収納なので布団がしまえる
一方、洋室2のほうには、予備のダイニングチェア2脚、家族のバッグ類、オムツのストック、バスタオルを収めた引き出しケースがしまわれています。ダイニングチェアがここにあるのは、子ども専用の椅子を使用しているため、来客のときだけ使うからだそうです。
こちらのクローゼットは、天井が傾斜しているため、上の棚の奥行が浅くて低い位置になっています。ただし、間口は洋室1よりも広いので、「こちらに布団がしまえると出し入れしやすくなるのでは?」と考えていたというTさん。そこで、これを機会に収納場所を入れ替えたいという意向をふまえて、収納の中身を見直すことになりました。
まずは、各クローゼットから持ち物を取り出すことからスタート。