高校受験とちがい中学受験には子どもによって向く、向かないの差が非常に大きいです。お子さんは中学受験への適性があるでしょうか。 親が子どもに中学受験をさせたいと思っても、子どもによっては高校受験で勝負した方がいいケースもあるのが事実です。今回は中学受験の理科・社会に向いているかどうかを確認する方法を紹介します。
 

中学受験の理社に向いている子の特徴1:好奇心の強さ

中学受験の理科・社会の学習範囲は公立中学で習う内容よりも学習する項目が多く、深く掘り下げた内容です。

中学受験の理科・社会の学習範囲は公立中学で習う内容よりも学習する項目が多く、深く掘り下げた内容です。

中学受験の理科・社会は特殊です。何が特殊かというと、学習内容の広さと深さです。小学5,6年生のクラスと中学3年生のクラスで全く同じ理科・社会のテストを解かせると、いちばん点数のいい中3生よりも、いちばん点数が悪かった小学5,6年生の点数の方が高くなります。中学受験の理科・社会の学習範囲は公立中学で習う内容よりも学習する項目が多く、深く掘り下げた内容です。ですから中学受験では、自分が知らないことへの関心をどれくらい示すかが、理科・社会の勉強において大きな差を生みます。

お子さんは塾の理科・社会のテキストで、初めて開いたページの内容に目を輝かせるでしょうか。御三家などの難関校に合格する子どもは覚えることを苦痛としないことが多いです。知らないことを知りたいという欲求がとにかく強いのが共通点です。テストでいい点数を取るためではなく、ただおもしろいからテキストを読み込み、問題の答えを考えるのが楽しいので考えているのです。

お子さんがテキストの問題をまるでクイズを与えられたように、積極的に解きにかかるかどうかを観察してみてください。知らないことを、夢中で覚えようとするか見守ってみてください。理科・社会の成績の伸びが早い子どもは、小4や小5の時点で中学受験範囲テキストのすべてのページを先に読んでしまいます。テストがあるから仕方なく努力して覚えるというより、知識に対する飢えのようなものがあります。

中学受験勉強を始めてなくて、塾に通わせようか迷っている場合はいい方法があります。塾に入塾説明を聞きに行った際に、理科・社会のテキストを借りて子どもに見せてください。例えば四谷大塚の予習シリーズの理科・社会のテキストなどはカラーの写真やイラストがふんだんに使われているので、知的好奇心をかき立てられやすい見た目になっています。関心を示すかどうかが、中学受験への適正判断のひとつの目安になるでしょう。
 

中学受験の理社に向いている子の特徴2:整理が得意

塾の理科・社会の授業では大量のプリントが渡されます。お子さんの机まわりは整頓されているでしょうか。プリントはファイルに整理されているでしょうか。中学受験は自分で整理整頓できる子どもが有利ですが、特に理科・社会でこの整理力が成績に直結します。渡されたプリントを内容別にその都度ファイルに分けていかないと収拾がつかなくなります。きちんとファイリングしておけば、やるべきことが明確になり、復習も抜けがなくなります。

理科・社会は特に復習を重ねることで知識が定着し、テストでの点数が上がってくるのです。整理をしておけば、プリントを探す時間も節約できるので、その時間も復習あてられます。

また、整理する力は勉強にも影響します。例えば出された理科の文章題が何の種類の問題なのか。今まで解いてきたどのパターンの問題に近いのか。また、社会の地理では地域ごとに分けて気候や山や河川の名前を覚えたり、時代別に分けて文化の特徴を理解したりと、ものごとを種別に分けて整理して頭に入れる力があると、知識が定着します。いつも子どもの勉強している様子を見ているお母さんなら、子どもに整理する力があるかどうかは、子どもの机を見なくてもよくわかっていることでしょう。

さて、いががでしたでしょうか。中学受験はある意味、「取扱注意の危険物」、軽く考えると失敗します。お子さんの受験適正を慎重に見極めてくださいね。

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