塾に通ってしばらく経つのに成績が上がっていない、なんていうことはありませんか。テストの解き直しの効率を上げて、塾の成績を大幅にアップする方法を紹介します。

「カコ勉」をして次のテストに備える

過去のテストの見直し、いわゆる「カコ勉」の効率を上げて、次のテストの成績アップにつなげましょう。

過去のテストの見直し、いわゆる「カコ勉」の効率を上げて、次のテストの成績アップにつなげましょう。

「成績が上がらない」のは塾の月例テストや、実力テスト、模擬試験で点数が上がっていないということでしょう。それならまず受けたテストの「見直しの仕方」を見直すことからスタートです。過去のテストの見直し、いわゆる「カコ勉」の効率を上げて、次のテストの成績アップにつなげましょう。

≪第一段階≫
  • 各科目のどんな問題で点数が取れていないかを分析
どんな問題で点数を取れていないのかを科目別にチェックします。模擬試験の個人成績表には問題別に受験者の正答率が掲載されています。正答率が書かれていないテストでも基本問題か応用問題なのかは見ればたいていわかりますし、解説に書いてあります。
  • 6~7割以上の正答率の問題(基本問題)で自分ができていない問題
  • 5割以下の問題(応用問題)で、できていなかった問題
  • 問題の読み間違えや勘違いによって失点した問題、ケアレスミスの問題
  • 時間がなくて考える暇がなかった問題
以上に分けてみましょう。

≪第二段階≫
  • ケアレスミスで点数を落とした問題を確認
返却されたテストの復習というと、「理解ができていない問題の勉強をし直すこと」だと思っている人が多いようです。でも、それはいちばん最後にすることです。まずやるべきことは「ケアレスミスをした問題」のチェック。ケアレスミスをしない子どもはいません。どんなケアレスミスをしたのかを確認し、次回どうすれば似たようなミスを防げるか対策を立てましょう。

対策と言っても難しいことはありません。答えを考える前に、問題文にまず線を引くとか、いきなり筆算するまえに、もっと効率のよい計算の工夫ができないかを考えるようにするとか単純なことでいいのです。ケアレスミスが各科目で1問ずつ減るだけで、各科目の総合得点が数十点上がります。

≪第三段階≫
  • もう少し時間があれば解けた問題を確認
「もう少し時間があれば解けた問題」がどれくらいあったかを確認しましょう。例えば国語では文章中からの抜き出し問題や、選択肢の内容が書かれているところを本文中から探す問題がほとんどです。算数ではスマートに解けなくても、時間をかけて作業をすれば答えを出せるタイプの問題が数多くあります。時間をかければできる問題をどうすれば時間短縮できるのか。

ひとつは類似問題の反復練習をすること。もうひとつは効率の良い解き方を知ることです。効率の良い解き方はほとんどの場合、解説に書いてあります。テストの解答解説集は点数アップの秘訣が詰まっているのに生かしていない生徒が多く、もったいないことです。

解説に書いていなかったり、読んでもよく理解できなかったりする場合は、遠慮なく塾の講師に質問しましょう。成績が上がる生徒は例外なく、講師への質問が多いです。

≪第四段階≫
  • あと少し勉強すればできた問題を確認
大事なことは、「あと少し」勉強すれば解けた問題を勉強し直すことです。時間をかけないと理解できない問題、難解な問題はスルーしていいのです。そもそも塾のテストは学校のテストと違って満点を取る生徒が出ないように作られています。受験でも合格最低点はおよそ60点台です。ですから、難問を攻略するために勉強するのは成績を上げるという観点からは非効率。勉強する意欲も削げます。「あと少し」勉強すれば解けた問題に絞って勉強するだけでいいのです。

各科目のテストでそれぞれあと3問程度解ける力を身につければ、総合得点と偏差値は大幅にアップします。なぜならほとんどの子どもがこの「あと少し勉強すればできた問題」レベルの層にいるからです。この層を抜け出せるかが受験では合否を分けるのです。
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