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年賀状作りは学習機会の宝庫!(2ページ目)

年賀状を子どもが作るという行為には、様々な教育的効果があります。多くのご家庭で、特に意識していなくとも、お子さんに年賀状を作らせているのは、そのためではないでしょうか。その効果について具体的に考えてみます。

高橋 公英

執筆者:高橋 公英

学習・受験ガイド


今の時代ならではの年賀状作り

年賀状

PRIVIO NEOで作った年賀状

最近ではパソコン用のプリンターが進化して、パソコン無しでもはがきのデザインが作れる製品が出てきました。例えばブラザーの「PRIVIO NEO」です。プリンター本体の液晶で「年賀状アプリ」を呼び出し、手順通りに操作すれば、A4の紙にお絵描きしたものがスキャナで取り込まれ、はがきサイズに自動的に縮小、さらに印刷までできてしまいます。

全ての年賀状を手描きするのは大変でも、1枚を念入りにしっかり描いてプリンターに取り込めば、オリジナルの手描き年賀状が何枚でも印刷可能です。また宛名も専用のシートに手書きしてスキャナで取り込めば、書き損じのない手書きの宛名面を印刷することができます。

 

手書き宛名シートを使えば、書き損じも気になりません。

手書き宛名シートを使えば、書き損じも気になりません。

他のプリンターでもパソコンと組み合わせるか、スマートフォンのアプリと連携して、似たようなことができると思います。小さなお子様で全体を描くのが難しければ、親子合作で描いてもいいでしょう。あるいは素材を印刷して、そこに好きな物を書き加えて再度取り込むのはいかがでしょうか。

日本郵便が「はがきデザインキット」というパソコン用のアプリを毎年更新して無料配布していますので、それをダウンロードして使っても良いですね。

デジタル時代なので、手書きの良さとデジタル機器を使って何度も複製可能な完成度の高いものを、お子さんと一緒に作られてはいかがでしょうか。

これだけは忘れてならない年賀状作りのポイント

完成度の高い年賀状ができたからと言って、ただ印刷して送るだけではもったいないです。最初に書いたように、私がいただく年賀状には、一言添えられているものがほとんどです。年賀状はあくまでも葉書ですから手紙としての役割を持ちます。

ですから、友だちやお世話になっている方々へのお礼や新年の決意の言葉を添えるよう、子どもにも伝えたいもの。子どもは手紙を書く機会もメールをすることも普段はありません。せっかくのチャンスなので、手紙を書くというつもりで年賀状を書かせてみるのが良いでしょう。
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