テクノポップ/アーティストインタヴュー

Cosmo-Shikiの宇宙テクノ(4ページ目)

Divitronのメンバー、そしてBeat Surfersからソロとしてもデビュー作『BLEEP UFO』を10月23日にリリースのCosmo-Shiki(=コスモさん)。実はコテコテの大阪育ち。たこ焼き屋事件に始まり、ルーツとなる「POPベティハウス」などについて語って頂きました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ブリープテクノと言えば、LFO

ガイド:
bleepufo

BLEEP UFO

では、10月23日にリリースされるデビューアルバム『BLEEP UFO』についてお訊きします。タイトルを見て思ったのですが、これはブリープテクノ。そしてUFOはちょっとLFOにかけてみた(憶測です)?

BLEEP UFO (Amazon.co.jp)

 

コスモ:
はい!かけた!かけてみました!(バレた!)

でも、アルバムタイトルにもあるBLEEP の意味は「信号音」なのでブリープテクノに拘った内容ではないんです。アルバムにもブリープな音は沢山入ってはいますが、イメージとしては宇宙空間を漂う音の円盤と言った感じです。ってまんまですね(笑)。

ガイド:
ブリープテクノと言えば、LFOがいたWARPとかのイメージ、そして世間一般的に言うと、ジュリアナでもかかっていそうなテクノ。でも、ジュリアナで女子が扇子を振っていた頃って、リアルタイムでは全然ないですよね。

コスモ:
ジョン・ロビンソンの「ジュリアナ~!トーキーオー!」くらいしか覚えてないんですが、当時は斬新でカッコ良かったですね。今はとても聞けないですけど……(笑)。

でも、どちらかというと影響を受けたのはジョンロビよりケバくない方のLFOですね。WARP大好きっ子でした。

ガイド:
オープニングの「gurigon dance」は、ブリープテクノが前面に出ていますね。これは確信犯の匂いがします(笑)。ブリープ的なものをやろうとした理由は?

コスモ:
「gurigon dance」もそうなんですがアルバム5曲目の「UF_O」が自分なりのブリープテクノとでも言いましょうか、ブリープテクノを作るぞ!と言うよりもなんか出来たらこうなった!的な。

そんな感じで製作が進んで行くので、アルバムコンセプト通りに製作するのが難しい事に……気が付いてしまいました。ブリープテクノに聞こえた様で安心致しました (笑)!

「gurigon dance」は当初ダンサブルで明るい曲を作る!というのが目標だったんですが、いかんせん自分の引き出しには単調なグズグズしたものしかなく、ここ最近Cosmo-Shikiのリミックスを担当して下さっている「Coook」のサカエコーヘイさんと色々とデータのやり取りをして製作を進めました。製作した当初は違和感しかなかったのですが、ヘーさんと何回もやり取りしているうちに固まって来て「あれ? かっこいい……」って。正直なところ今までのアプローチとは異なりますが、新しい境地に行く最初の一歩的な曲になれば良いなという事でインストになりました。

 

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