理学療法士/理学療法士試験の問題傾向と対策

理学療法士(PT)試験…理学療法評価学の問題傾向(2ページ目)

理学療法士として最も重要視されると言っても過言ではない理学療法評価学。多種多様な患者さんの身体状態を考えること。当然、国家試験でも重要科目になります。

野田 卓也

執筆者:野田 卓也

理学療法士試験ガイド


過去問題 第51回(2016年)

Danielsらの徒手筋力テストにおいて座位で筋力3を判定できるのはどれか。2つ選べ。
  1. 大胸筋
  2. 肩甲下筋
  3. 上腕三頭筋
  4. 縫工筋
  5. 下腿三頭筋

この答えは【3,4】になります。MMT(Danielsらの徒手筋力テスト)の検査姿勢を問う問題ですが、解答ポイントは別法も抑えられているか?です。3の上腕三頭筋は、基本的に段階0-2は座位、3-5は伏臥位になりますが、別法で3-5を座位で行う方法があります。4の縫工筋の検査は3-5で座位にて行いますので正解です。その他の選択肢ですが、1の大胸筋の段階3は背臥位。2の肩甲下筋の段階3は伏臥位。5の下腿三頭筋の段階3は立位で行います。

過去問題 第50回(2015年)

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。
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毎年、定番となる関節可動域測定の問題。実習での実践があるため、比較的、解きやすい問題と言えますが、イージーミスで取りこぼす事のないように図をよく見て解きましょう。

  1. 肩水平伸展
  2. 肩外旋
  3. 手伸展
  4. 母指尺側内転
  5. 小指外転

この問題の答えは【4.5】になります。1の肩水平伸展に関して、この図では基本軸が肩峰を通る前額面の垂直線となっていますが、実際の基本軸は、肩峰を通る矢状面への垂直線になります。2の肩外旋は、図では前腕回外位になっていますが、前腕は中間位で行います。3の手伸展は、基本軸が橈骨で移動軸が第二中手骨となります。この図では、基本軸の橈骨、移動軸の第二中手骨の位置が曖昧になる為、間違いになります。

過去問題 第44回(2009年)

Danielsらの徒手筋力テスト(MMT)筋力2の測定法で正しいのはどれか。なお、図中の矢印は運動を指示する方向を示す。
mmt1

MMTでは、頭頚部や体幹、手指などの測定方法などもしっかり押さえておきましょう。

この答えは【1】になります。図におけるそれぞれの筋力テストについてですが、1は頸部伸展2のテスト。2は頸部屈曲3のテスト。3は体幹伸展である胸椎4と5のテスト。4の体幹屈曲2のテスト肢位は、仰臥位にて両上肢を体側に置き膝屈曲位。5の体幹回旋2のテスト肢位は仰臥位で両上肢伸展位になります。MMTに関する出題傾向に関しては、四肢だけでなく体幹や頭頚部、または手指、足部に関してもしっかり押さえる必要があります。

特に頭頚部は、
mmt2

背は背臥位。腹は腹臥位を表します。

頭部、頚部、頭頚部とより細かい実施項目があります。単純に記憶しようとすると非常に苦労しますので、わかりやすく左記のように表記し整理する事により、理解しやすくなると思います。

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