ファミリータイプの新築で3500万円～、
賃料は和光市までが高値、朝霞で下がる
地元あるいは沿線の不動産会社を中心に他の会社が組んで建てている現場などもあった（クリックで拡大）
まず、新築マンションはファミリータイプを中心に供給が続いており、数十戸から100戸超くらいまでがメイン。価格は70平米の3LDKで駅からの距離によるものの、3500万円～を見込んでおけばというところ。極端に高い物件、安い物件はなく、相場は安定しています。供給の特徴としては、地元あるいは東武東上線沿線の会社による供給が多いという点。地域密着型の会社であれば、地元でおかしなことはできないでしょうから、一定の信頼はおけるものと思われます。
沿線内で見ると中古マンションの供給は比較的豊富。駅から徒歩10数分、バス便利用という物件も多いのですが、ここでは徒歩10分圏内で相場を見てみると、築10年前後の70平米前後で3000万円台が目安。10数年経ったものだと2000万円台でも探せるようになります。
![高低差]()
武蔵野台地上から黒目川方面の低地を見下ろしたところ。かなりの高低差があることが分かる（クリックで拡大）
新築建売一戸建ては3000万円くらいから。ここで注意したいのは朝霞市は多くの部分が武蔵野台地上にあるものの、新河岸川、荒川沿いや黒目川沿いは低地になっているということ。実際に現地に行ってみると40ｍ近い高低差がある場所もあり、高台と低地が接していることはよく分かります。マンションであれば、建物を支える強度のある深さまで杭を打って建物を作りますから、多少、地盤が軟弱であっても問題はありません。しかし、一戸建てではそこまでのことはしませんから、場所、物件によっては地震にあまり強くない可能性があります。新築建売一戸建てあるいは土地購入という場合には、周囲との位置関係をチェックしたうえで、その土地に合わせた建物になっているかをよく検討してみてください。
![商店街]()
駅から市役所方面へ延びる商店街。あまり夜遅くまで営業している店は多くないはずなので、単身者、忙しいカップルは生活の利便性のチェックを忘れずに（クリックで拡大）
東武東上線では和光市までが賃料が高めとなっており、朝霞に入ると少し安くなり、後は都心から遠くなるほど安くなります。その朝霞での賃料はワンルームマンションで5万円、2DKで8万円弱、3DKで9万円前後と言ったところ。アパートになると各間取りともに5000円ほど安くなります。
![公園近く]()
子どもたちの楽しそうな姿を多く見かけた街だった。派手さはないが、普通の毎日が楽しく送れる街というわけだ（クリックで拡大）
急行を利用すれば池袋まで20分とかからない場所ながら、緑が濃く、おっとりした雰囲気の街朝霞。今後の変化の余地もあり、将来が楽しみな街とも言えるかもしれません。特に子育て中のファミリーであれば、一緒に遊べる場も多く、毎日を楽しめるはずです。
