ASUS Pad TF701Tは、タブレット型とクラムシェル型を使い分けられる2-in-1スタイルのAndroidデバイス
- OS:Android 4.2.2
- CPU:NVIDIA Tegra 4 モバイルプロセッサ
- メモリ:2GB
- 画面:10.1型ワイド TFTカラータッチスクリーン IGZO液晶
- 解像度:2,560×1,600ドット (WQXGA)
- ストレージ:32GB
- 無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n
- Bluetooth:Ver 3.0
- インターフェイス(本体):microHDMI出力端子×1、microSDXCカードリーダー
- インターフェイス(キーボードドック):USB 3.0×1、SDHCカードリーダー
10.1型で2,560×1,600ピクセルのIGZO液晶
これまでモデルチェンジを繰り返すごとにスペックアップしてきたTFシリーズだが、今回のTF701Tの最大の特徴は、なにより10.1型で2,560×1,600ドット(WQXGA)の超高解像度IGZO液晶を搭載していることにある。この液晶パネルは、まだGoogleのNexus 10(製造はSamsung)など一部の機種にしか採用されておらず、ピクセル密度はiPad retinaの264ppiを超える、299ppiにも達している。このピクセルの密度は、iPhone 4/5/5s/5cのretinaディスプレイ(326ppi)に匹敵するほどで、肉眼では液晶のドットがほとんど認識できないほどだ。
また、microHDMI端子を装備しており、これによる外部ディスプレイへの出力は、最大で3,840×2,160ドットという4K解像度の表示が可能になっている。まさに、ハイレゾモンスターなタブレットになっている。
ASUSは、タブレットだけでなくWindows搭載ノートPCでも積極的に高解像度化を進めているメーカーで、2012年には普及価格帯のZENBOOK Primeシリーズに、いちはやくフルHD液晶搭載モデルを用意したこともある。
Tegra 4を搭載し、最長17時間動作を実現
解像度のアップと同時に強化されているのがCPUだ。4コアで最大1.9GHz駆動のNVIDIA Tegra 4を搭載しており、プロセッサのパフォーマンスは最新のスマホやタブレットの中でもトップクラス。ベンチマーク(AnTuTu Benchmark 4.0.3)でのトータルスコアは24964となっており、HTC OneやSamsung Galaxy S4などの最新スマホと同等の数値を叩き出している。一方で、プロセッサのパフォーマンスを向上させながら、同時にバッテリーの駆動時間も伸ばしている。TF701Tは、本体側に加えて、キーボードドック側にもバッテリを搭載。ドッキングして利用する場合は、両方のバッテリーから供給される仕組みだ。
カタログスペック上の動作時間は、本体のみの場合は約13時間、キーボードドックと接続時は約17時間と、旧機種の約9.5時間(本体のみ)と約14時間(キーボードドック接続時)よりも3時間以上も伸びている。
この理由としてASUS自身は、IGZO液晶の採用によるところが大きいと明らかにしている。IGZO液晶は、従来型の液晶よりも消費電力を5分の1から、10分の1にまで減らせることができるのが特徴だ。