Speakingセクションの概要

Speaking=留守電のイメージ

Speaking=留守電のイメージ

Speakingセクションでは、合計6問の質問があります。それを、ヘッドセットをつけて聞き、画面を読み、ヘッドセットから音声を入れる、というカタチで、ある意味、留守電にメッセージを残すような感じになります。 話している間、画面では、時間の経過が分かるように時計が進んでいきます。この「時間制限」そして「一発勝負」という2つの大きなプレッシャーが、このセクションの特徴です。2012年は、日本人のSpeakingの平均点は30点満点中、17点でした。Readingが18点だったことを考えると、日本人が思っているほど悪くはないかもしれませんが、世界的には、ほぼ最下位です。

質問の形式(1番・2番)

1番。Familiar topicのうち、What?の質問です。「大学で専門以外に、もうひとつ専攻できるとしたら、何にしますか?」などです。これを15秒で準備し、45秒で話します。
2番。Familiar topicのうち、2択の質問です。「一年中暖かい地域と、四季がある国とでは、どちらに住みたいですか?」などです。これも15秒で準備し、45秒で解答します。

プレゼンは不要

プレゼンは不要

どちらも、「大学で、気軽な話ができる友人関係が築けるか」を趣旨としていますので、そのようにお話しすれば結構です。堅苦しいプレゼンは不要です。 また、たくさん話せればいいので、45秒でうまくまとめる必要はありません。この人にあと10秒あげれば、十分まとまったものになったはずだ、という印象があれば満点が出ます。アナウンサーの試験ではないので、当然のことです。

質問の形式(3番・4番)

3番。Campus topicのうち、Reading + Conversationの質問です。告知を読んで、男女の学生の会話を聞きます。そのうえで、「男性は、フィールドトリップについてどう考えているか。どうしてそう思っているか。述べなさい。」という質問になります。とったメモを見ながら、30秒準備して、60秒で解答します。
4番。Academic topicのうち、Reading + Conversationの質問です。共生(symbiosis)の定義などに関してのパッセージを読んで、具体的な共生関係(牛とバクテリア)のレクチャーを聞いて、「共生とはどういうことですか。また、レクチャーではそれを説明するためにどんな例をあげていますか。」のような質問に答えます。メモをもとに30秒間準備して、60秒で解答します。

ともに、読んで、聞いて、話す、という総合的な能力を2つの場面で測定します。Campus topicでは、キャンパスでの告知物を読むことになります。まさに、大学では日々、そういうことになりますので、その実験です。Academic topicのイメージは、授業中に先生にあてられて、「コージ、先週やった、牛とバクテリアの共生関係について、説明してくれないかね。」と言われたとき、じーっと固まったり、意味不明な英語になったりしませんよね?という意味です。実際に解答するときにも、そういうつもりで答えるとよいでしょう。少なくとも、クラスメートに多大なるご迷惑をかけるようなレスポンスでは、合格とはいえないです。

質問の形式(5番・6番)

5番。Campus topicのうち、会話を聞いて、「女性はどんな問題を抱えているか。それに対して男性がしている2つのアドバイスとは何か。あなたなら、どちらのアドバイスに従うか。」という質問に答えます。20秒準備をして、60秒で答えます。
6番。Academic topicのうち、会話を聞いて、「19世紀のアメリカへの人々の流入が大規模で可能になった原因を述べなさい。」という質問に答えます。

心構えとしては、3番・4番と同じです。大学では毎日起こることです。

Speakingセクション攻略のポイント

もっと楽に話す

もっと楽に話す

最初に述べたように、このセクションの日本人の平均点は非常に低いです。でも、おそらく、それは解答方法を誤解しているからではないかと、わたしは勘繰っています。1~6番まで、堅苦しいプレゼンは不要です。その目的に応じた状況を思い浮かべて、その場に合った話し方をすればよいと思います。「わたし・・・・・・ラーメンが好きです。あ・・・・・・理由が・・・・・・3つあります。」っていう外国人留学生は友人が増えるでしょうか?もっと楽に短いセンテンスで、かつポイントを絞って述べることが大切です。 「ラーメン 好きだよ。 池袋にたくさん店があるよ。 よく 行くよ。 好きな 店は・・・・・・」で十分です。

もうひとつ。このセクションは、スコアの上がり方が非常にゆっくりです。1つの問題について4点満点、これで6問の平均を出します。その平均が4点なら、30点満点、3点なら、23点、・・・という採点方法です。つまり、1問だけを見ると、それは全ノンネイティブ・スピーカーを4段階にしか分けていないわけです。今3点ということは実は3点の幅にいる、ということです。だから少しよくなった程度では、4点に近い3点に移動しただけで、やはり、3点。つまり、スコアに影響しないわけです。このように、Speakingのスコアアップには、解答方法の他に、大きくアピールできる部分(文法力、発音、知識などなんでもよい)を伸ばすことが大切です。



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