Readingセクションの概要

テストのためにも読書経験を増やそう

テストのためにも読書経験を増やそう

Readingセクションでは、基本(ということは例外もあるのですが)、700語程度のパッセージ+14問の質問、というセットが3つあります。これをひとつのパッセージ20分程度で答えます。3つあるので、1時間かかるセクションです。例外といったのは、たまに4セットのこともあります。その場合には80分もらえます(が満点は変わりません)。

合計42問に全問正解したら、30点満点がもらえます(2012年の日本人の平均は18点でした)。これが、「できたような気がしたけど、スコアがあがらない」という印象を与える一因です。2~3問正解数が増えてもスコアが同じでないと、数字が合いませんね。もちろん、1問や2問不正解でも、ただちにスコアがさがるというわけでもないわけです。また、TOEFL全体においてそうですが、このReadingセクションの場合も、メモをとってもかまいません。

Readingパッセージの内容

メモをとってもOK

メモをとってもOK

700語程度のパッセージ、ということですが、内容は、大学の教科書(よりも少し簡単)だと思っておいてください。これはTOEFLの趣旨を考えても当然です。産業デザインなどの芸術系、単細胞生物などのライフサイエンス系、地震学などの物理科学系、そして都市化の歴史、などの社会科学系など、様々な分野のパッセージを読むことになります。

もちろん、内容に関する知識は理解にプラスになりますが、なくても正解できるようになっています。外国語がどれだけできるか、というテストなので、内容の知識を前提にしているのではありません。

Readingの質問形式・質問内容

さて、どんな質問があるかを確認しておきましょう。次の10のタイプがあります。
1)光の性質について、次の何が言えるか。(詳細を問う)
2)ハエトリソウが虫を食べるプロセスに「ない」ものは次のどれか。(含まれていない情報を問う)
3)モネの作品の評価について、何が推測できるか。(推測する能力を問う)
4)どうして筆者は「鉛筆が転がる」話をしているか。(レトリックを理解したかを問う)
5)paraphernaliaは、どういう意味か。(語彙の知識を問う)
6)「その理論」とは何を指すか。(指示語の理解を問う)
7)この文の重要な情報を最もよく表している文はどれか。(文を単純に言い換える能力を問う)
8)次の文をパッセージに挿入するとき、どこが最も適切か。(文章の構成の理解を問う)
9)次の6つの文から、このパッセージの要約として適切なものを3つ選べ。(要約の能力を問う)
10)双子葉と単子葉に関する7つの説明文がそれぞれどちらのものか分類しなさい。2つの文は使いません。(要約の能力を問う)

Readingセクション攻略のポイント

問題のタイプは、上の10種類以外はありません。よく眺めるとわかると思いますが、9,10以外は、問題+選択肢を見れば、本文のどこを読むべきかは、すぐに判断できます。つまり、部分的に理解をすれば正解できる問題です。すばやく全体を読んで(速読)、だいたいわかる(大意把握)ことは逆にスコアアップには貢献しません。「だいたいわかる」というのは、多くの場合「詳しくわかっていない」ことが多いからです。部分的に読んで、しっかり理解する(精読)ことを心がけることが大切です。その意味では、語彙力強化は必須です。

テストは時間制限があって成り立ちます

テストは時間制限があって成り立ちます

あまり根拠はありませんが、一般的には15,000語程度の単語数がないと、まともなスコアがでない、とされています。これらTOEFLの要求する「精読主義」が、全世界のTOEFL受験生の永遠のテーマである、「最初に本文全体を読むべきか、質問を先に見るか?」のヒントになるでしょう。全体を読むことは、間違いなく有利ですが、その必要がない、というのも事実です。とにかく、20分という短時間にいかにタスクをこなせるかを意識することが大切です。

また、iBTですから、全てはパソコンの画面で実施されます。パソコンの画面の英文を読むことが苦手だと、TOEFL全体にいい影響はありません。紙だとわかるんですが……、は、通じないテストですね。




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