絵本/絵本関連情報

ハロウィンが待ちきれない子におすすめの絵本(3ページ目)

少し前まで、日本では馴染の薄かったハロウィンですが、絵本の世界だけは別ですね。かぼちゃのおばけや怖ろしい魔法使いが、絵本の中で大活躍しています。お祭りを待ちきれない子におすすめのハロウィン絵本をご紹介します。

執筆者:大橋 悦子

可愛い女の子にイチオシの『アンジェリーナのハロウィーン』

絵本『アンジェリーナの『ハロウィーン』の表紙画像

主人公たちの可愛い仮装も見どころのキュートな絵本です

もう少しロマンチックな雰囲気の絵本をお望みなら、『アンジェリーナはバレリーナ』でお馴染みのねずみのアンジェリーナとその妹・ポリーが活躍する絵本『アンジェリーナのハロウィーン』はいかがでしょう。楽しいお祭りを待ち望み、ハロウィーンを満喫する子どもたちの様子が伝わってくるおすすめの作品です。

ハロウィンの晩、アンジェリーナは友だちのアリスと一緒にホタルの仮装でお出かけです。妹のポリーはお姉さんのアンジェリーナと同じ格好をしたかったのですが、シーツをかぶって小さなおばけに変身しました。ぶんどりバッグ(なんと素敵な名前でしょう!)を持って家々を廻る3人でしたが、とあるおばけ屋敷のような洋館に入った時にポリーが迷子になってしまいます。それに全く気付かないアンジェリーナ……。さてポリーはいったいどうなってしまうのでしょうか?

何でもお姉さんの真似をしたがる妹とそれを嫌がる姉。どこの家庭でも見られる姉妹の関係を軸に、楽しくてちょっぴりドキドキするお話が進んでいきます。真似っ子の妹を少し疎ましく感じながらも、妹を心配し奔走するアンジェリーナの姿に、たくさんのお子さんが共感を覚えることでしょう。

細部まで描きこまれたヘレン・クレイグの絵はとても美しくて、この作品の魅力の1つです。でも細かく描かれているゆえに、おはなし会等での読み聞かせには向かないかもしれません。お子さんをお膝に、じっくりと絵を楽しみながら読んでいただきたい作品です。


【書籍DATA】
キャサリン・ホラバード:文 ヘレン・クレイグ:絵 おかだよしえ:訳
価格:1728円
出版社:講談社
推奨年齢:4歳くらいから
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〉〉次は、ハロウィンに欠かせないあんなものやこんなものが出てくるお話です
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