ロック・ポップス/国内ロック・ポップス、60年代の名盤の口コミ

青春を思い出す1枚!坂本九 「九ちゃんの歌」

この坂本九のアルバムは、デビューしてから3年の間で愛された曲を集めた1枚になっています。20代前半という年ながら、その高い音域から低い音域を顔色一つ変えずに歌いこなしているところが坂本九の凄い部分。日本人の心だけではなく、彼の歌声とメロディーは海を越えてアメリカ人のハートまで掴んでは離しません。

投稿記事

人々の心に残るような歌詞の曲たち

■アルバム名
九ちゃんの歌

■アーティスト名
坂本九

■販売メーカー
EMIミュージックジャパン

■おすすめポイント
この坂本九のアルバムは、坂本九がデビューしてから3年間に世に出て、みなに愛された曲を集めたアルバムになっています。その後の九氏を世界へと送り出す事となる作詞を手がけているのが永六輔氏です。より親しみやすく、より人々の心に残るような歌詞を生み出すという才能ある作詞家です。この恵まれた作詞家と作曲家によって、坂本九の名が世界で知られる事となります。

その60年代当時では斬新な曲を、九氏らしい語り掛けるような歌い方と伸びのある歌声でジャパニーズポップス界に新風を送るのです。この「九ちゃんの歌」というアルバムは、今までにないような明るくて親しみ易い曲が14曲も入っています。

まだ20代前半という年ながら、その高い音域から低い音域を顔色一つ変えずに歌いこなしているところが坂本九の凄い部分です。ボサノバ風の曲から、マラカスなどの愉快な楽器で楽しく歌える曲まで色々入っていてお勧めです。

もちろん、坂本九をより人気者にした「上を向いて歩こう」も入っています。この曲は日本だけではなく、全米に「スキヤキ」という曲名でチャート1位になっています。日本人の心だけではなく、彼の歌声とメロディーは海を越えてアメリカ人のハートまで掴んでは離しません。

デビュー曲の「悲しき六十才」は、俳優としても有名な青島幸男氏が担当しています。軽快なテンポと曲の「九ちゃんのズンタタッタ」も青島氏が担当し、九氏の違った魅力を引き出しています。

どこか青年の想いを歌った曲が多く、青春時代を思い出して懐かしめる1枚となっています。

■収録曲
  1. 九ちゃんのツンツン節
  2. 一人ぼっちの二人
  3. 九ちゃん温度
  4. もう一人のボク
  5. 素敵なタイミング
  6. ボクの星
  7. あの娘の名前はなんてんかな
  8. 上を向いて歩こう
  9. 悲しき六十才
  10. 君なんか君なんか
  11. 戦場に陽は落ちて
  12. 九ちゃんのズンタタッタ
  13. 何故かえだれかが
  14. 初めてのラブレター

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