今の時代でも古さを感じない、不思議な魅力のある作品
■アルバム名アゲイン(Again)
■アーティスト名
バッファロー・スプリング・フィールド
■おすすめポイント
1966年に結成されたバッファロー・スプリング・フィールド。
ニール・ヤング、スティーブン・スティルス、リッチー・フューレイ、と全員楽器はもちろん、歌も主役ボーカル級ということでハーモニーがとても美しい楽曲が多いのです。
それぞれ主張の強いアーティストなので音楽的意向の違いから活動期間はたった2年というグループですが、3枚のアルバムを輩出しています。
どれも名盤といえますが、1967年に発表になった2枚目の「アゲイン」はロックという枠にこだわらず、R&B、JAZZ、クラシック、ソウルなどの要素を楽曲に加えたとてもモダンな印象の曲が多く、今聞いてもちっとも古さを感じない不思議な魅力のあるアルバムです。
解散後、現在も精力的に活動しているニール・ヤングのライブでもアゲインからの曲はよく歌われるほど名曲揃い。天使のほどこされたジャケットのイラストワークも美しく、CD棚で面だしして飾りたくなるアルバムです。
日本の伝説のバンド、はっぴぃえんどは「バッファロースプリングフィールドみたいな音楽を日本語でやりたい」というコンセプトで楽曲作りをしていたとのこと。
たった2年の活動ながらもその後の音楽界に影響を与えたバッファロー・スプリング・フィールドの名盤アルバム、それがこのアゲインです。