高校受験とちがい中学受験には子どもによって向く、向かないの差が非常に大きいです。お子さんは中学受験への適性があるでしょうか。親が子どもに中学受験をさせたいと思っても、子どもによっては高校受験で勝負した方がいいケースもあるのが事実です。今回は中学受験の算数への適性を確認する方法を紹介します。

負けず嫌いな性格は算数向き

「自分の力で答えを出したい」という性格の子どもは中学受験算数への適性があります。

「自分の力で答えを出したい」という性格の子どもは中学受験算数への適性があります。

負けず嫌いにもいろいろありますが、ひとつは「一見わからない問題でも自分の力で答えを出したい」という性格の子どもは中学受験、特に算数への適性があります。すぐに諦めてしまう子どもは、最近増加傾向の思考力を問う入試問題に粘り強く向き合うことができません。

中学受験は算数で決まると言ったら少し大げさかもしれませんが、すべての科目の中で算数の得点がいちばん差がつきやすいのは事実です。算数は得意か苦手がはっきりしているのです。すぐには答えが出ない算数の問題に対して、あきらめずに向き合うことができれば、算数への適性、すなわち中学受験への適性があると言っていいでしょう。

また、塾の同じクラスのライバルに負けたくないという、負けん気の強さがある子どもはやっぱり有利です。中学受験というフィールドで競争本能を燃やせるかどうか。高倍率の難関校受験を突破するには闘争心も必要です。マイペースではよほどの知力がないかぎり、得点の競い合いで勝つことはできません。

そして、テストの点数が低かったとき、涙を流すくらい悔しがれるか。算数は理科や社会とちがい、その問題を解くための知識があっても、発想の転換をうまくできなかったり、たった1本の補助線を図に引くことができなかったりするだけで答えを出せないというようなことがよく起きます。うまく知恵を出して解けなかった自分に対して悔しがる。この悔しさが次の算数のテストではあきらめずに知恵を振り絞って解いてやろうというやる気につながります。

行動が早いと算数の得点が伸びやすい

入試の制限時間は50分程度。その限られた時間内で知識と思考力を駆使して最大限に点数を高めるためには要領が必要です。入試で特に時間が足りなくなるのが算数です。だから、問題ざっと見渡し、すぐに解ける問題から手早く解いていく。時間のかかりそうな文章問題をどんどん飛ばし、時間のかからない計算問題から着手し、バツをつけられない程度の丁寧さで回答欄に数字を記入していく。算数は特にスピード勝負です。

ふだんから行動が早い子は、問題を解く要領もいいです。ふだんの行動はゆっくりしているけれど、テストの問題を解くときはさっさと要領よく解いていく、そのような子には残念ながらまだ会ったことがありません。

また、何かの折に空いた時間にたとえば折りたたんた問題などをポケットから出して取り組もうするかどうか。隙間の時間を使ってプチ勉強に使える子どもは中学受験勉強の過程で大きく学力を伸ばします。逆にノートをじっくり時間をかけて丁寧にまとめている子に成績優秀者はいません。多少雑でも、授業中の講師の説明を再現できるノートになっているかが大事な点です。講師が黒板に書かずに口頭で言った大事なことを素早くノートにメモしているかどうか、中学受験適正があるかどうかがはっきりわかる点です。

さて、いががでしたでしょうか。さて、いががでしたでしょうか。中学受験はある意味、「取扱注意の危険物」です。軽く考えると失敗します。子どもの受験適正を慎重に見極めてくださいね。
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